幕下の宮城が大技「居反り」決めた!日体大卒で軽量級元日本代表の業師 反り技は「得意ではない」

2023年07月14日 21:45

相撲

幕下の宮城が大技「居反り」決めた!日体大卒で軽量級元日本代表の業師 反り技は「得意ではない」
<大相撲名古屋場所6日目>徳之武蔵(右)を居反りで破る宮城(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所6日目 ( 2023年7月14日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 幕下・宮城(24=二所ノ関部屋)が徳之武藏(22=武蔵川部屋)に居反りの大技を決めた。
 立ち合い右に動いた宮城がはたかれて落ちそうになると、こらえて相手の右脇に頭を入れて右差し、左で抱える体勢に。そこから頭を軸に、右下手ひねりで相手の体を浮かせて最後は体を反らせて「居反り」を決めた。

 1メートル72、103キロの小兵が自身より約20センチ身長の高い相手を鮮やかに転がした。反り技を決めたのは初めて。先場所同じような形で決まった相撲もあったが決まり手は「ずぶねり」だった。今回はひねりと反りの合わせ技のような形。「高校の時はやっていたけど得意ではない。稽古場でもそんなにやらない」と、本人の中では得意とする自覚はないようだった。

 沖縄県名護市出身の宮城は日体大2年時に85キロ級で日本一に輝き、3年時には日本代表として世界選手権にも出場した経歴を持つ。当時から「ひねり技」を得意としており、大相撲の土俵でもたびたび繰り出して「ずぶねり」「かいなひねり」「下手ひねり」を決めたことがある。現在は「前ミツを取って前に出る相撲」を目指しているという。西幕下20枚目で2勝1敗と白星を先行させ、幕下上位、そして関取の座を狙っていくことを見据えた。

 「居反り」の決まり手は幕下以下やアマチュアではたびたび見られる技だが、大相撲の十両の土俵では20年11月場所で宇良が旭秀鵬に決めて以来出ておらず、幕内では1964年夏場所の岩風以来、半世紀以上も出ていない。

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