錦木 優勝争いの単独トップに 遠藤を寄り切る たたきあげ対エリートの好対照同学年対決を制す

2023年07月19日 19:09

相撲

錦木 優勝争いの単独トップに 遠藤を寄り切る たたきあげ対エリートの好対照同学年対決を制す
<名古屋場所11日目>寄り切りで遠藤(右)を破った錦木(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所11日目 ( 2023年7月19日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 1敗で並ぶ北勝富士(31)が若元春(29)に寄り切られ、錦木(32)は遠藤(32)を寄り切ったため、錦木が11日目にして優勝争いの単独トップに立った。
 遠藤とは1990年生まれの同学年対決。遠藤に立ち合いからの突っ張りも、得意の右上手を引かれても、動じずに前へ出た。「踏み込まれて危なかったですが、ついて行けました。苦手意識しかありませんでした」と苦笑いした。過去の対戦成績1勝6敗。昨年九州場所で初勝利を挙げるまで、初対戦から6連敗していた。

 学生相撲界の名門日大でアマ横綱のタイトルを獲得後、幕下付け出し資格としては最高位の10枚目格付け出しでデビューしたエリートに対し、中学卒業後、伊勢ノ海部屋に入門したたたき上げという対照的な対戦。この勝利で勝ち星を2ケタに乗せ、「うれしい。幕内での2ケタもいつやったかも分からない」。実は2ケタは18年秋場所での10勝以来約5年ぶり。東前頭筆頭という、自己最高位での達成に充実感がにじんだ。

 躍進の名古屋場所も残り4日。初優勝への意識については「ここから4連敗したら普通の感じになってしまう。11勝、12勝してから」と否定。その根拠とするかのように、「今日なんか、相手の方が(声援が)大きかった」と報道陣を笑いに包んだ。

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