伯桜鵬「あまり状態は良くない」左肩のケガで秋場所へ不安残す 夏巡業の休場は「申し訳ない」

2023年08月29日 15:25

相撲

伯桜鵬「あまり状態は良くない」左肩のケガで秋場所へ不安残す 夏巡業の休場は「申し訳ない」
ゴムチューブを使ってトレーニングする伯桜鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・伯桜鵬(20=宮城野部屋)が29日、東京都墨田区の宮城野部屋で稽古した。この日は申し合いやぶつかりは行わず、四股や鉄砲などの基礎運動で汗を流した。稽古後は、両国国技館で行われた力士会に出席。その後、報道陣の取材に応じた。
 名古屋場所は新入幕ながら千秋楽まで優勝争いに絡んで11勝を挙げる大活躍。場所後は左肩関節亜脱臼で夏巡業を休場し、故郷の鳥取に帰って治療に専念していた。「あまり状態は良くない。どうなるか分からないけど、自分のやれることをやるしかない」と現状を説明。西前頭9枚目で臨む秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)へ不安を残した。

 1週間前の22日は20歳の誕生日。「1人の大相撲の力士として、大人として、しっかりしていかないといけない」と改めて自覚を強めた。そして、肩のケガで巡業に参加できなかったことについても言及。「幕内の地位にいながら巡業に参加できなかった。横綱や大関も大変な移動の中しっかり仕事をやられていたのに自分は幕内としての仕事ができていないことが、関取衆やファンの皆さんに申し訳ない気持ちが強い」。まだ20歳ながら、幕内力士としての強い責任感が言葉に表れていた。

 今後悪化するようなことがあれば手術に踏み切る可能性も出てくる。「休場して番付が落ちたとしても、幕内にいることが僕の目標ではないので。自分の夢をかなえるために、最善の選択をしていきたいと思っています」。期待の大きな“令和の怪物”は、不安を抱えながらも自身の将来を見据えた。

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