スピード昇進の新十両・大の里が初めて白まわし姿に 「やっと関取になれたんだ」と実感

2023年08月29日 15:52

相撲

スピード昇進の新十両・大の里が初めて白まわし姿に 「やっと関取になれたんだ」と実感
師匠を交え、白まわしが4人になった二所ノ関部屋(左から)友風、二所ノ関親方、高橋、大の里 Photo By スポニチ
 初土俵から所要2場所のスピード(昭和以降2位)で新十両に昇進した大相撲の大の里(23=二所ノ関部屋)が29日、茨城県阿見町の同部屋での稽古で初めて白の稽古まわしを締めた。
 力士の稽古まわしは十両以上の関取のみ「白」の使用が許される。28日に秋場所(9月10日初日、両国国技館)の新番付が発表され、東十両14枚目に昇進した大の里は真新しい「白まわし」の感覚を体になじませた。申し合いは行わなかったが、同じく新十両の高橋相手に立ち合いや、まわしの切り方などを確認。ぶつかり稽古で胸を出すなど汗を流し午後の力士会に参加した。関取の象徴を締めた感触を問われ「ようやくだなという実感が沸いた。本当にやっと関取になれたんだなと思うし、これからだなと思います」と表情を引き締めた。

 稽古の冒頭では、本場所で使用する締め込みも初披露。濃い目の青色が鮮やかな色彩を放ち、大きな体とマッチしていた。青色は師匠の発案だが、出身の新潟・海洋高と日体大のチームカラーをイメージしたもので「ずっと青を着けてきたし懐かしさもあります」と気に入っている様子だ。

 25日には出身地の津幡町で昇進報告会に出席し、26日には金沢市での夏巡業に参加。地元の盛り上がりを目の当たりにし「期待がすごすぎで、思っている以上だった。秋場所は勝ち越し目指したい」と力をこめる。稽古後は師匠、兄弟子の友風、高橋と記念撮影に収まっていた。

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