向中野改め天照鵬が念願の白まわしで新十両昇進を実感「うれしかった」北青鵬らと申し合い14番

2023年08月29日 19:31

相撲

向中野改め天照鵬が念願の白まわしで新十両昇進を実感「うれしかった」北青鵬らと申し合い14番
白まわしの鳥取城北高出身トリオ。(左から)天照鵬、伯桜鵬、北青鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の新十両・向中野改め天照鵬(20=宮城野部屋)が29日、東京都墨田区の宮城野部屋で計14番の申し合い稽古を行った。
 出稽古に訪れた浅香山部屋の元十両・魁勝(28)や幕下・小原(24)らと計11番取って9勝2敗。左を差して一気に前に出る強さを見せた。最後は兄弟子の幕内・北青鵬(21)と3番取って1勝2敗。上手をしっかり取られるとなかなか攻めきれないが、中に入って一気に寄り切る場面も見られた。「巡業で思うような稽古ができていなかったので、自分の形になることを意識した。今日はいつもより差しやすかった」と充実の内容だった。

 前日の番付発表で正式に関取となり、この日から白まわしを締めて稽古に臨んだ。弟弟子の輝鵬(24)や伯桜鵬(20)に先を越され、常々口にしていた「早く白まわしをつけたい」という念願がようやく実現。「自分でもまだしっくり来ていないけどうれしかった。師匠(宮城野親方=元横綱・白鵬)からも“似合っているね”と言ってもらえてうれしかったです」と新十両を実感し、笑顔を見せた。

 この日は輝鵬が新しい締め込みを着用していたため、関取の象徴である白まわしで稽古場に並んだのは北青鵬と伯桜鵬と天照鵬の3人。いずれも鳥取城北高出身で、4年前の全国高校相撲金沢大会団体優勝メンバーの3人が同じ部屋で関取として顔をそろえた。

 稽古後には、両国国技館で行われた力士会に初めて出席。関取の仲間入りとなり「緊張しましたね」と初々しく話した。帰り際には多くのファンからサインを求められ、新しいしこ名「天照鵬」のサインを初めて披露した。

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