尊富士が熱海富士と白熱の三番稽古 入門から1年で幕下6枚目まで躍進も「番付は気にしていない」

2023年09月06日 19:41

相撲

尊富士が熱海富士と白熱の三番稽古 入門から1年で幕下6枚目まで躍進も「番付は気にしていない」
熱海富士(左)と三番稽古を行う尊富士(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕下・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が6日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で26番の申し合い稽古を行った。
 幕内・熱海富士(21)と研修生・オチルサイハン(21)の2人と激しい申し合い稽古を展開。最後は熱海富士と三番稽古のような形になり、連続13番取って6勝7敗と健闘した。勝った相撲では中に入って攻め切る場面もあったが、相手の出足を利用した出し投げや送り出しが多く「あれは理想の相撲ではない」と内容の充実を求めた。

 持ち味は、鋭い立ち合いからハズ押しや差して中に入って一気に前に出る相撲。昨年秋場所の初土俵からちょうど1年、本場所でわずか3回しか負けることなく東幕下6枚目まで番付を上げてきた。秋場所(10日初日、東京・両国国技館)では6勝以上すれば新十両昇進の可能性が広がってくる。

 それでも「番付は気にしていない。何枚目でも、勝てばいいので」と意に介さず。十両に上がることではなく幕内、さらに上を目標に設定しているだけに、目先の勝ち負けにはこだわらないつもりだ。「勝っても負けても次につながらないと意味がないので」。スピード出世で番付を上げながら“三年先の稽古”を実践していく。

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