バスケ渡辺雄太 W杯前の“代表引退”発言の真意「もし負けてしまったら…」

2023年09月06日 19:46

バスケット

バスケ渡辺雄太 W杯前の“代表引退”発言の真意「もし負けてしまったら…」
パリ五輪出場を決め、ファンの声援に応える渡辺(ロイター)
 バスケットボール男子の渡辺雄太(サンズ)が6日、自身のSNSを更新し、W杯前の“代表引退”発言の真意をつづった。
 沖縄などで開催されたW杯で、日本は史上初めて3勝を挙げてアジア勢トップとなり、24年パリ五輪出場権を獲得した。渡辺は大会前に「パリ五輪に行けないなら代表を引退する」と公言して、大舞台に臨んでいた。

 この日、SNSで「今まで自分が崖っぷちに立たされた時こそ結果を出せてきたので」と公言した理由を説明。その上で「自分がまだ大学2年生だった時のOQTが初めての世界大会で結果はボロ負けの2連敗。そこから2019年WC5連敗。2021年五輪3連敗。世界では一度も勝てずに10連敗という情けない結果でした」と続けた。

 「勝てば日本バスケは前進できる。でももし負けてしまったらこれから先永遠に同じことを繰り返すだけなんじゃと思い、僕が代表を退き若い世代中心のチーム作りをなるべく早くする事が長いスパンで考えたときに日本バスケにとってはベストなのではと思いました。他国で世代交代に失敗した例もありますし、勝てない自分がその元凶になってしまっては絶対にだめだと」

 悲壮な覚悟で立ったコート。チームメートは渡辺のためにも団結し、パリ切符をつかんだ。「あの発言でチームメイトを始め、ファンの方々も僕を引退させたくないと思ってくれたのが何より嬉しかったです。みんなに助けられてやっと世界を相手に勝つ事の喜びを味わえました」とする一方で「でも予選ラウンドで敗退したのも事実。この結果はしっかり受け止めて成長し、もっと上を常に目指していきます」と前を向く。

 そして「長くなりましたが最後に言わせてください。パリ行くぞーーーーーー!!!!!!」「応援ありがとうございました」と結んだ。

おすすめテーマ

2023年09月06日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム