リーグワンの新シーズン日程発表 海外との交流戦を初実施 来季以降も1部12チーム制は堅持へ

2023年09月06日 21:25

ラグビー

リーグワンの新シーズン日程発表 海外との交流戦を初実施 来季以降も1部12チーム制は堅持へ
リーグワンのマッチボール Photo By スポニチ
 ラグビーのリーグワンは6日、W杯フランス大会後に控える23~24年シーズンの試合日程を発表。1部は12月9日に3試合で開幕し、来年5月26日に決勝が行われる。開幕節は昨季王者の東京ベイが12月10日に同4位の東京SGと東京・秩父宮ラグビー場で対戦。2季ぶりの王者を目指す埼玉は、同日に3位の横浜をホームの埼玉・熊谷ラグビー場で迎え撃つ。
 12チームで争われる1部については、競技フォーマットは過去2季と変わらず、レギュラーシーズンは同カンファレンス内でホスト&ビジターの総当たり2回戦、別カンファレンスの6チームと各1試合の、計16試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出する。6チームの2部は総当たり2回戦、5チームの3部は総当たり3回戦を行う。

 リーグ創設前から構想にあった海外リーグとのクロスボーダーマッチについては、来年2月のリーグ休止期間に初めて実施されることになった。リーグワンから参加するのは昨季の上位チームで、チーム数は対戦相手は現時点で非公表となっている。

 オンラインで取材に応じた東海林一専務理事はクロスボーダーマッチについて、「上位チーム同士の交流戦になる」と説明。初年度の今季は、親善試合の意味合いが強くなるもよう。一方で将来的にはサッカーのクラブW杯のような世界一決定戦やそれに準ずる大会に育てたい考えで、「実績を積んで、トーナメントを含むチャンピオンシップ方式に発展させたい」と意欲を示した。

 リーグワンは今季が第1フェーズと呼ばれる創設3年の最後のシーズン。すでに第2フェーズ初年度となる24~25年シーズンからは、1ないしは3チームの新規加入が決まっており、チーム数は今月末にも確定する。1~3部を合わせた構成チーム数も今季の23から24ないしは26に増えるが、ディビジョン別のチーム数の振り分けについて、東海林氏は「1部は12チームになることは決定した」と明言した。

 初年度、昨季ともに1部では上位と下位のチームで戦力格差があり、大差が付くワンサイドゲームも散見された。リーグ発展や魅力向上、競った試合を増やすことによる選手育成や代表強化のため、一部からは12チームからの削減を求める意見が出ていたが、実行委員会などで議論を重ね、12チームを維持することでまとまったという。

 東海林氏は「チームの事業規模、ファンのパイ、企業目線で、数を絞るよりも現行の数を維持した方が、全体の発展につながる」と説明。近い将来的には12チーム総当たり2回戦による22試合制にする考えを示し、第2フェーズ初年度の24~25年は、まずは18試合制になることも明言した。

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