将来のW杯戦士を育てる ラグビーU20日本代表・大久保新HCが就任会見で抱負

2023年09月06日 17:08

ラグビー

将来のW杯戦士を育てる ラグビーU20日本代表・大久保新HCが就任会見で抱負
ラグビーU20日本代表のヘッドコーチに就任した大久保直弥氏 Photo By スポニチ
 日本ラグビー協会は6日、東京都内でU20日本代表の大久保直弥新ヘッドコーチ(47)の就任会見を開いた。任期は2年。神奈川県出身の同氏は現役時代にFWとして活躍し、99、03年W杯に連続出場。引退後はサントリーやサンウルブズの監督を歴任した。アンダー世代の指導は初となるが、「新たなチャレンジ。今まで積み重ねたコーチングスキルで、20歳前後の選手に新しい武器を持たせてあげたい」と抱負を述べた。
 U20日本代表は今年6、7月、毎年開催される上位12カ国によるU20チャンピオンシップに出場も、5戦全敗で降格が決まり、来年はケニアで開催される下部大会に回ることが決まっている。活動日数は大会遠征を含めても年間で45日程度と短く、育成方針の違いなどからヘッドコーチの希望通りに選手を招集するのも簡単ではないが、「年内には候補選手が決まるので、トライアルをやり、年明け2月からチームを始動したい」とプランを明かした。

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)の代表規定の変更で、海外出身選手が居住国でU20代表になるのは、フル代表と同じく5年以上の居住が必要となった。この影響でU20日本代表は留学生の招集が極めて難しくなり、戦力の低下を招いている。そんな現状もあり、「今のラグビーのトレンドなり、リーグワンのトレンドを、そのままやらせてもうまくいかない。そこは頭を使う。日本人らしさとか、らしい戦いを一つ、大きなテーマにしたい」と話した。

 目標については「次回W杯(27年)、31年、日本協会のビジョンとして、もう一度W杯を呼ぶ(35年)に向けて、1人でも多くの人材を育てい、鍛えるのと、25年はチャンピオンシップに上がり、競争力の高いチームとして闘い抜く、世界で戦う日本人らしいチームを作ること」と宣言。日本ラグビーの未来を見据えた強化に専心する。

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