【バスケW杯】ホーバス監督 パリ五輪出場目前で3点差となった“魔の7分”「怒るのは良くないと思った」

2023年09月09日 21:56

バスケット

【バスケW杯】ホーバス監督 パリ五輪出場目前で3点差となった“魔の7分”「怒るのは良くないと思った」
渡辺雄太と喜びを分かち合うホーバス監督(右)(ロイター)
 バスケットボール男子W杯で来夏のパリ五輪出場権を獲得した日本代表トム・ホーバス監督(56)が9日、テレビ朝日系のバスケットボールW杯特番「緊急特報!バスケW杯 沖縄の歓喜と感動をもう一度~完全保存版~」(後6・30~)に出演。自力の五輪出場を決めたカボベルデ戦の第4クオーターの“魔の7分”を振り返った。
 自力では48年ぶりとなる五輪切符獲得へ勝てば文句なしの大一番。前半は50ー37と今大会初めてリードして折り返した。そして第3クオーター終えてリードを18点に広げた。

 しかし第4クオーターが始まると相手に差を詰められるとタイムアウトでホーバス監督がタイムアウトで「まだ終わってないよ!」と喝を入れた。それでも残り2分48秒まで0―13のランで3点差まで詰め寄られた。するとタイムアウトでホーバス監督は「自信もって打って。自信もってトライ」と優しい言葉で選手を送り出した。

 残り49秒でジョシュ・ホーキンソン(28=SR渋谷)がレイアップを決めて、相手の反則を誘って3点プレーを成立。その後に3点シュートを決めた最後まで後まで油断せずにチーム全員が躍動して目標であったパリ五輪出場権を掴み取った。

 “魔の7分”についてホーバス監督は「バスケットって面白いね」と振り返った。「コーチは最初から最後まで仕事をやらないといけない」とつづけた。

 第4クオーターのタイムアウトでの言葉に違いについて「最初のタイムアウトは怒っていた。試合が3点差になった時のタイムアウトは怒るのは良くないと思った」と優しい言葉で送り出した理由を明かした。

 今大会で大活躍だったホーキンソンは「トムコーチが最後、優しい言葉をかけてくれたから落ち着けました。最後に良いプレーに繋がりました」と感謝した。

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