アメフト立命大 ラグビーの聖地で開幕2連勝 キックオフリターンTDの山嵜はラグビーでも…

2023年09月16日 17:17

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アメフト立命大 ラグビーの聖地で開幕2連勝 キックオフリターンTDの山嵜はラグビーでも…
<近大・立命館大>ボールキャリーして疾走する立命大RB山嵜 (撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   立命大56ー6近大 ( 2023年9月16日    花園ラグビー場 )】 「HANAZONO」の文字が入ったスタンドを背に、立命大RB山嵜大央(2年)が疾走した。キックオフ直後のリターン。ボールをキャッチした直後、右サイドの視界が開けた。あとは40ヤード4秒71の快足で無人の荒野を走るだけ。味方のブロックにアシストされ、83ヤード先のエンドゾーンまで走り抜いた。
 先制TDを決めたエースランナーには、既視感があった。脳裏によみがえったのは杉中3年の時。クラブチーム「大阪ベンガルズ」でアメフトに打ち込んでいた山嵜に、部員不足のラグビー部から助っ人要請が来た。ゲームで与えられたポジションはFB。相手のパントをキャッチして、DFを何人か抜いて、トライを奪った。

 「とっさに、そのときのことを思い出しました」

 ラグビーの聖地で初めてのプレー。持ち前のスピード、当たりの強さを前面に出し、3TDを奪った。「ここでやるのは、ちょっと興奮した。芝とかメチャクチャ走りやすかったので、またやってみたいですね」

 甲子園ボウル出場だけを見据えた2023年シーズン。「絶対にうちが出て、ミルズ杯(年間最優秀選手)は自分が取ります」。力強い宣言に、確かな熱がこもっていた。

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