【ラグビーW杯】帰ってきた頼れる主将 姫野、相手の「強味つぶす」 18日午前4時VSイングランド

2023年09月16日 04:55

ラグビー

【ラグビーW杯】帰ってきた頼れる主将 姫野、相手の「強味つぶす」 18日午前4時VSイングランド
笑顔でスタジアムに姿を見せた姫野(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯1次リーグ 】 世界ランキング14位の日本代表は17日(日本時間18日午前4時キックオフ)に同6位のイングランド戦(ニース)に臨む。15日には登録メンバー23人を発表し、左ふくらはぎの負傷で初戦のチリ戦を欠場したFW姫野和樹主将(29=トヨタ)がNo・8で名を連ねた。出場停止処分が明けたフランカーのピーター・ラブスカフニ(34=東京ベイ)も復帰するなど初戦から先発4人を変更。8強入りした19年大会のFW第3列トリオで強豪を撃破する。
 日本の主将が戻ってきた。左ふくらはぎの負傷で先発予定だったチリ戦を直前に欠場した姫野。「状態はフレッシュだし、コンディションはいい。イングランド戦はキャプテンとしてまずはパフォーマンスを出すことが重要になる」。スタッド・ド・ニースで行われた会場練習では約15分、FW陣でスクラムを組むなど芝生の感触を入念に確認していた。

 FW第3列では出場停止処分が明けたラブスカフニも先発で復帰し、リーチ、姫野とともに19年大会で8強入りに貢献した黄金トリオが復活。フッカー堀江も先発入りし、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は会見で「今のベストなFWパックだ」と自慢の布陣に期待を寄せた。

 世界ランキング6位で、ラグビー発祥の地イングランド。日本にとっては高い壁で、過去10度対戦して全敗を喫している。昨秋のテストマッチでは、前半にFW陣がスクラムで3連続ペナルティーを奪われるなど、ペースをつかめないまま13―52で完敗した。「あの試合は彼らを(勢いに)乗せてしまった」と姫野。攻略の鍵はFW陣の対抗にあり「コンタクト、スクラム、ラインアウト、そういったところをつぶしていく。彼らの強みをつぶせば、混乱していくだろうし、自分たちのチャンス」と見据えている。

 19年大会は開幕直前にリーダーグループから外された。「初めてのW杯で不安と緊張があり、余裕がなかった」。ジョセフHCからは「自分のプレーにフォーカスしろ」と言われていた。あれから4年。スーパーラグビーのハイランダーズ(ニュージーランド)でもプレーし、海外でもまれたことで心身ともに成長した。2度目の大舞台となる今回は「今度は自分の余裕をチームに還元したい」と、主将として先頭に立つ。「パフォーマンスを出してリーダーシップを発揮したい」。勝利に導き、進化した姿を示す。

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