熱海富士が地元・熱海の大応援団パワーで1敗守り6勝目「声援がいつもより聞こえました」

2023年09月16日 20:16

相撲

熱海富士が地元・熱海の大応援団パワーで1敗守り6勝目「声援がいつもより聞こえました」
国技館に駆けつけた熱海富士の応援団。右から3人目がエフエム熱海湯河原ラジオパーソナリティーの武藤麻里さん Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所7日目 ( 2023年9月16日    東京・両国国技館 )】 5場所ぶりに幕内に復帰した熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が輝(29=高田川部屋)を破って6勝目を挙げ、1敗で首位を守った。
 熱海富士は立ち合いで得意の左上手が取れなかったが、さがりをつかんで輝の押しをしのいだ。頭をつけて左へ回り込むと、相手の引きに乗じて押して前に出て勝負を決めた。「前に出ようと意識しました。勝ててよかったです」。高安と並んで首位で優勝争いを引っ張る展開にも「一日一日が大事なので、先のことを考えている余裕はないです」と謙虚に話した。

 この日は、地元・静岡県熱海市の後援会関係者らが13人来場。熱海富士の本名「朔太郎」にちなんで「TEAM Saku」と書かれたおそろいの自作Tシャツを着て、向正面の枡席から大声援を送った。訪れた私設応援団のうちの1人は、熱海富士を入門前から取材してきたという「エフエム熱海湯河原」ラジオパーソナリティーの武藤麻里さん。毎週月曜に「昨日の熱海富士」というコーナーを放送している。この日に応援に訪れることは場所前から決まっており、好調の熱海富士を後押しする形となり「ちょうどよかった。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

 心強い“援軍”に、熱海富士は「来てたみたいですね。うれしいです。声援がいつもより聞こえました」と笑顔。地元の応援を力に変え、幕内自己最多の5勝からさらに白星を積み重ねた。

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