日本選手団の「心のケア」対策万全 選手村に漫画喫茶も 23日開幕杭州アジア大会結団式

2023年09月16日 04:40

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日本選手団の「心のケア」対策万全 選手村に漫画喫茶も 23日開幕杭州アジア大会結団式
<第19回アジア大会・結団式>尾縣貢団長(左)から団旗を授与される旗手の江村美咲(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 23日開幕の杭州アジア大会に出場する日本選手団の結団式が15日、都内で行われた。尾県貢団長(64)は選手のメンタルヘルスケアを重視することを強調。「心のケアは非常に大切。今はSNSで外部からの攻撃もある。しっかり対策をしたい」と語った。心のケアを管理する役割として、ウェルフェアオフィサーを置く。本部役員の石川佳純さん(30)らが選手の悩みを聞く相談役的な立場となり、SNSで攻撃を受けた際には一人で抱え込まずに報告してもらうことも徹底する。
 さらに選手がくつろぐ場所として選手村に漫画喫茶を開設。選手、スタッフの読みたい本を置く予定で、人気バスケ漫画「スラムダンク」などが候補に挙がっている。スローガンは「限界を超え勝利の先へ」。選手の負担を軽減するために主将を置かず、目標メダル数も設定しない。


 ≪女子フェンシング 旗手江村金目指す≫ 旗手を務めるフェンシング女子サーブルの江村美咲(立飛ホールディングス)が結団式に出席し、緊張の面持ちで国旗を受け取った。左足甲のケガで、15日に開幕した全日本選手権は欠場。「コンディションは最悪」と顔をしかめたが、「どんな状態でも個人も団体も金メダルを目指し、内容にもこだわりたい」と宣言した。式典中には秋篠宮さまから話しかけられ、「お体に気をつけて頑張ってください」と励まされたことを明かした。

 ≪北朝鮮選手団に在日朝鮮人加入≫ 23日開幕の杭州アジア大会(中国)にエントリーした北朝鮮選手団に、在日朝鮮人の選手5人と役員3人が加わることが15日、分かった。関係筋が明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大で一昨年の東京五輪に不参加だった北朝鮮は、アジア大会に191人の選手登録を済ませている。今回の代表選手には朝鮮大学校(東京都小平市)に在学するサッカー男子の李泰河と黄燦俊、競泳女子の李慧京、同校OBで空手男子の宋尹学、東農大のボクシング男子、梁章太が含まれた。

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