16年ぶり国立大出身対決 埼玉大出身・庄司が東大卒・須山を破って勝ち越し「負けられないと思った」

2023年09月16日 12:36

相撲

16年ぶり国立大出身対決 埼玉大出身・庄司が東大卒・須山を破って勝ち越し「負けられないと思った」
<大相撲秋場所7日目>庄司(右)に攻められる須山(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所7日目 ( 2023年9月16日    東京・両国国技館 )】 三段目・庄司(29=武蔵川部屋)が須山(25=木瀬部屋)を破って4連勝で勝ち越しを決めた。
 庄司が当たってすぐに右からいなして崩して左差し。須山に右上手を与えて攻め込まれる展開になったが、相手の出し投げに乗じて体を寄せていって左すくい投げで勝負を決めた。「勝ててホッとしています。中に入られても慌てず、動きに対処できるよう心がけました」と振り返った。

 埼玉大出身(中退)の庄司に対して、相手の須山は史上初の東大卒力士として注目を集めている。長い大相撲の歴史上、国立大出身同士の取組は02年名古屋場所の一ノ矢(琉球大卒)―弓の里(高知大中退)と07年名古屋場所の一ノ矢―舛名大(名古屋大卒)の2例しかない。16年ぶりとなる国立大対決を制した庄司は「自分の方が早く相撲界に入ったので負けられないと思った」と先輩の意地を見せた。

 庄司は小学2年の頃から相撲を始め、秋田・横手高3年時には国体で団体準優勝に貢献。埼玉大2年時には東日本学生選手権の個人戦で、2学年上の日体大・中村大輝(現幕内・北勝富士)を破ったこともある。「自分はもともと小さい時から相撲をやっている。大学から相撲を始める人ってなかなかいないので、始めてくれることはうれしい」。東大入学後に相撲を始めて大相撲の世界に進んだ須山の存在は、同じ国立大出身として刺激にもなっているようだ。

 敗れた須山は「面識はないけど、国公立で強い人がいたと(東大)相撲部の先輩から聞いていた。対戦できるのを楽しみにしていました」と話した。

おすすめテーマ

2023年09月16日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム