【ラグビーW杯】追加招集の山中亮平、競技人生第2章は「途中」だった! サモア戦から出場目指す

2023年09月19日 12:03

ラグビー

【ラグビーW杯】追加招集の山中亮平、競技人生第2章は「途中」だった! サモア戦から出場目指す
<日本代表>ニースに到着した山中は金髪を披露(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 ラグビーW杯フランス大会に出場中の日本代表に追加招集されたFB山中亮平(35=神戸)が18日、コート・ダジュール空港を経由してチームが拠点とするモナコに到着した。チームは17日(日本時間18日)のイングランド戦に敗れ、現在1次リーグ1勝1敗。日本の救世主として期待される男は大会第3戦のサモア戦(28日、トゥールーズ)からの出場を目指し、調整を進める。
 山中は移動の疲れを見せず、表情を引き締めた。コート・ダジュール空港に到着後、モナコへ移動する直前まで報道陣の取材に対応。「コンディションはいい。サモア戦まで時間もある」。すでに視線はサモア戦に向いていた。

 8月26日から、代表のバックアップメンバーとして、英国の伝統ある選抜チーム、バーバリアンズで活動し、緊急招集に備えていた。イングランド戦でWTBセミシ・マシレワ(31=花園)が負傷したため、この日の朝、急きょ追加招集の連絡が入ったという。「セミシのケガが残念。複雑な気持ちがあるけど、呼ばれたからには貢献したい」と決意を新たにした。

 当初は今大会を代表活動の最後と位置づけていた。だが、8月15日に発表されたW杯代表メンバー33人から、まさかの落選。同日には自身のSNSで「2027年のワールドカップを目指します。ラグビー人生、第3章のスタートです」と代表引退を撤回していた。失意の落選から1カ月余り。ラストサムライとして、遅れて2大会連続の代表入りを果たした。

 第2章の物語にはページの続きがあった。

 「(第2章の)途中。終わってなかった」

 バーバリアンズでは3試合に15番で先発出場し、万全の状態でフランスへ乗り込んだ。「ここまで来たら楽しみたい。プレッシャーもあるけど、その中を楽しんでプレーできたら、またいいラグビーができるんじゃないかなと思う」。もちろん、第2章をハッピーエンドにするつもりだ。

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