【ラグビーW杯】長田智希 初先発で示した“世界基準” すでに欠かせない存在に

2023年09月19日 04:50

ラグビー

【ラグビーW杯】長田智希 初先発で示した“世界基準” すでに欠かせない存在に
<日本・イングランド>後半、日本のゴールラインに迫るゲンジを抑える長田(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本12ー34イングランド ( 2023年9月17日    ニース )】 半年前まで構想に入ってなかった男が、シンデレラストーリーを歩んでいる。初戦のチリ戦で途中出場からW杯デビューした長田が今大会初先発。「望むパフォーマンスができなかったという悔しい思いが大きい」と反省の言葉を口にしたが、献身的な防御やグラウンドを縦横無尽に駆け回る運動量はもちろん、1メートル79、90キロのサイズでも体重100キロ超の相手にひるむことは全くなかった。
 今春まで代表の短期合宿にも招集されない存在だった。それでも「今年の大きな目標は日本代表になること」と誓い、所属の埼玉が拠点とする熊谷では日が暮れるまで黙々と居残り練習。昨季リーグワン新人賞という確かな実績を残すと、6月の千葉・浦安合宿で代表に招集された。

 W杯前は実戦全6試合に出場しアピール。今年7月の実戦からW杯初戦まで全7試合に先発していたCTBライリーから先発の座を奪うまでになった。

 今大会で成し遂げたいことに掲げているのが代表初トライだ。「この試合で出た課題をしっかり修正して、次に向かいたい」。また一つ歩みを進めた23歳は、すでに欠かせない存在となっている。

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