平幕・熱海富士“1敗直接対決”制し単独トップ 貴景勝7勝目でカド番脱出「王手」 豊昇龍は連敗ストップ

2023年09月19日 18:03

相撲

平幕・熱海富士“1敗直接対決”制し単独トップ 貴景勝7勝目でカド番脱出「王手」 豊昇龍は連敗ストップ
<秋場所10日目>高安(右)を押し倒しで破る熱海富士(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所10日目 ( 2023年9月19日    東京・両国国技館 )】 大相撲秋場所は19日、東京・両国国技館で10日目の取組を行い、東前頭十五枚目・熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が東前頭7枚目・高安(33=田子ノ浦部屋)を押し倒しで下し、9勝1敗と単独首位に立った。また、結びの一番ではカド番大関・霧島が新小結・錦木に敗れる波乱。大関・貴景勝は7勝目挙げカド番脱出へあと1勝とした。
 再入幕の21歳と33歳の元大関との“1敗直接対決”に両国国技館はこの日一番の盛り上がりを見せた。初対決となった高安に対し、立ち合いから激しい差し手争いを展開。一歩も引かない熱海富士が、前に出て圧力をかけてきた高安を一気に突き飛ばした。好調の今場所を象徴する力強い相撲を見せ、押し倒しで5連勝。優勝争いの終盤戦に向け、9勝1敗と単独トップに立った。

 大関勢は3連敗中の豊昇龍が、関脇・若元春を寄り切って連敗ストップ。立ち合いから一気に勝負を決め、3勝目を挙げた。カド番大関・貴景勝は同体取り直しの一番で、立ち合いから宇良の頭をはたき落として7勝目。今場所で7度目となったカド番脱出へ“王手”を懸けた。霧島は錦木に寄り切りで敗れ、優勝争いから後退する4敗目を喫した。

 その他の取組では、関脇・大栄翔が元大関・朝乃山を引き落として6勝目。前日に豊昇龍を破った新関脇・琴ノ若が明生を破って6勝目を挙げた。唯一2敗を守っていた剣翔は、金峰山に上手出し投げで敗れ3敗目。玉鷲は初日から10連敗となった。

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