【バレー五輪予選】エース古賀“復調”12得点「勝ち切ることができた」火の鳥NIPPON開幕3連勝呼ぶ

2023年09月19日 21:31

バレーボール

【バレー五輪予選】エース古賀“復調”12得点「勝ち切ることができた」火の鳥NIPPON開幕3連勝呼ぶ
<日本・プエルトリコ>第2セット、バックアタックを決める古賀(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バレーボール女子パリ五輪予選兼W杯第3日   日本3ー0プエルトリコ ( 2023年9月19日    東京・国立代々木競技場 )】 世界ランキング8位で開幕2連勝の日本は、第3戦で強豪・ベルギーを3-1で下した同22位のプエルトリコと対戦した。ここまで対戦成績は7戦全勝。日本は第1セットを25―23で先取すると、第2セットも苦しみながら25―21でモノにした。第3セットは25―13でストレート勝ちで開幕3連勝を飾った。全7戦中3連勝とし、20日のブルガリア戦に臨む。
 第1セットは、0―1の場面からミドルブロッカー・宮部藍梨(姫路)のサービスエースなどでいきなり3連続得点。さらにアウトサイドヒッターの井上愛里沙(日本協会)が次々とスパイクを沈めるなど25―23でもぎ取った。第2セットは互いに譲らない一進一退の攻防を制し、2セット連取。第3セットは井上がアタッカー陣をけん引した。古賀も12得点を決めるなど、25―13で開幕3連勝をつかんだ。

 日本のエースが“復調”の兆しを見せた。高速バックアタックなど、要所で得点を重ねチーム2番目の12得点をマーク。アルゼンチン戦で徹底マークに苦しんだ古賀は「スタートは苦しかったんですけど、しっかり後半修正してストレートで勝ち切ることができて良かったです」と完勝を喜んだ。

 これで92年バルセロナ五輪以来となる開幕1年前での五輪出場権獲得へ前進。主将も務める背番号3は「明日も大切な試合。その後も大切な試合が続くので、また会場で私たちの背中を押してください」とさらなる応援を呼び掛けた。

 ▽パリ五輪への道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12カ国。五輪予選は世界ランク上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれて、日本など3カ国で開催され、各組上位2カ国の計6カ国が出場権を得る。残る出場権は、来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時(女子は6月17日)の世界ランクで、出場決定済みの7カ国を除く上位5カ国に付与される。

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