【バレー五輪予選】火の鳥NIPPON開幕3連勝で見せた修正力　井上爆発24点、古賀は復調12点！

2023年09月19日 20:51

バレーボール

【バレー五輪予選】火の鳥NIPPON開幕3連勝で見せた修正力　井上爆発24点、古賀は復調12点！ — ＜日本・プエルトリコ＞第1セット、得点が決まり喜ぶ古賀（撮影・小海途　良幹） Photo By スポニチ

【バレーボール女子パリ五輪予選兼W杯第3日日本3ー0プエルトリコ（ 2023年9月19日東京・国立代々木競技場）】世界ランキング8位で開幕2連勝の日本は、第3戦で強豪・ベルギーを3－1で下した同22位のプエルトリコと対戦した。ここまで対戦成績は7戦全勝。日本は第1セットを25―23で先取すると、第2セットも苦しみながら25―21でモノにした。第3セットは25―13でストレート勝ちで開幕3連勝を飾った。全7戦中3連勝とし、20日のブルガリア戦に臨む。

　日本はアルゼンチン戦と同じスタメンを投入した。第1セットは、0―1の場面からミドルブロッカー・宮部藍梨(姫路)のサービスエースなどでいきなり3連続得点。さらにアウトサイドヒッターの井上愛里沙（日本協会）が次々とスパイクを沈めるなど、序盤から主導権を握る。相手エース・アベルクロンビエに苦しめられた終盤は、23―22の場面で投入された石川真佑（フィレンツェ）のサービスエースがさく裂。悪い流れを断ち切り、25―23でもぎ取った。

　第2セットは互いに譲らない一進一退の攻防。12―13の場面から、アルゼンチン戦で徹底マークを受けたエース兼主将・古賀紗理那（NEC）の得点などで4連続得点。リードを徐々に広げ、最後は林琴奈（JT）が決めて2セット連取した。

　第3セットも井上が止まらない。チーム最多24得点の活躍でアタッカー陣をけん引。中盤から10連続得点などプエルトリコを圧倒した。古賀もチーム2番目の12得点を決めるなど、25―13で開幕3連勝をつかんだ。

　▽パリ五輪への道　パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12カ国。五輪予選は世界ランク上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれて、日本など3カ国で開催され、各組上位2カ国の計6カ国が出場権を得る。残る出場権は、来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時（女子は6月17日）の世界ランクで、出場決定済みの7カ国を除く上位5カ国に付与される。