翠富士“変則掛け投げ”で6勝目「熱海富士に番付越されないように」飛龍高の後輩の活躍に刺激

2023年09月21日 06:56

相撲

翠富士“変則掛け投げ”で6勝目「熱海富士に番付越されないように」飛龍高の後輩の活躍に刺激
佐田の海(手前)をすくい投げで下す翠富士(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所11日目 ( 2023年9月20日    東京・両国国技館】 )】 東前頭9枚目の翠富士(27=伊勢ケ浜部屋)が佐田の海(36=境川部屋)を破って6勝5敗で白星先行とした。
 翠富士が立ち合いすぐに中に入って一気に前に出ていくと、佐田の海は左へ回り込んで左上手投げを狙いにいく。翠富士は右外掛けでこらえ、足を絡めたまま右すくい投げで打ち返して決めた。内掛けから跳ね上げる掛け投げではなく外掛けから覆い被さるような“変則掛け投げ”。「あれしかできなかったので」と前に出ながら豪快に決めた。

 部屋の弟弟子で静岡・飛龍高の6年後輩にあたる熱海富士(21)が優勝争いで2差単独首位に立つ。自身は今年の春場所で初日から10連勝と独走したが終盤5連敗で初優勝を逃した。「自分は後半勝てなかったのでアドバイスできないけど、自分を信じてやるだけだと思う」と後輩にエール。「自分は相手によって相撲を変えるけど、形を持っている人は自分の相撲を取るだけなので」と迷いのない相撲が取れている要因を分析した。

 白星先行で残り4日へ。3場所ぶりの勝ち越しを目指し「熱海富士に番付越されないようにできるだけ頑張りたいです。抜かれたくはないんで」と笑いながら意気込んだ。

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