永野竜太郎「悪くはない」今季自己ベストの63で暫定首位　前週は腰痛で出場断念

2023年09月21日 15:01

ゴルフ

永野竜太郎「悪くはない」今季自己ベストの63で暫定首位　前週は腰痛で出場断念 — グリーン上でラインを読む永野竜太郎 Photo By スポニチ

【男子ゴルフ　パナソニック・オープン第1日（ 2023年9月21日兵庫県・小野東洋GC＝パー72 ）】ツアー初優勝を狙うプロ15年目の永野竜太郎（35＝フリー）が9バーディー、ボギーなしの63で回り、9アンダーで暫定首位発進を決めた。

　飛距離を武器に攻撃的なゴルフを展開し、バーディーを量産した。インスタートの11番でバーディー先行。14番から怒濤（どとう）の3連続バーディーを奪うなど、前半は5つ伸ばして折り返した。後半に入って、1番で幸先よくバーディーを奪うと、勢いは加速。自身18ホール最少スコアタイ（17年中日クラウンズ第3ラウンド以来2回目）で今季ベストスコアをマークし、「ティーショットでフェアウェー置けたら狙えるところは狙って、それがきょうは大体入ってくれた。（調子は）悪くはない」とうなずいた。

　前週のANAオープンでは会場入りしたものの、腰に違和感を感じ、出場を断念。「病院行ったり、次の日までケアを色々やったけどやっぱり無理でした」と説明した。約4日間は治療に専念し、今週は出場できるまでに回復。「ショットに関して言えば怖いですけど、元々（腰痛を）持ってるし、付き合いながらやっているので」と話した。

　21年大会では、当時アマチュアだった中島啓太とのプレーオフに敗れて、ツアー初優勝を逃した。今季はここまで13試合に出場し、トップ10入りは4回。全米オープンでは20位に入るなど、賞金ランキング（海外ツアー含む）は4位につけている。プロ15年目で念願のツアー初優勝へ。「4日目終わって（いい位置に）いればいいなぐらいの感じで」と言い聞かせた。