優勝争い単独トップの平幕・熱海富士が痛い2敗目 1差の貴景勝とあす直接対決 高安は3敗死守

2023年09月21日 17:59

相撲

優勝争い単独トップの平幕・熱海富士が痛い2敗目 1差の貴景勝とあす直接対決 高安は3敗死守
<大相撲秋場所12日目>引き落としで大栄翔(左)に敗れた熱海富士(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 大相撲秋場所は21日、東京・両国国技館で12日目の取組を行い、優勝争い単独トップの東前頭15枚目・熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が関脇・大栄翔(29=追手風部屋)に引き落としで敗れて2敗目を喫した。3敗勢は、大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が関脇・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)に完勝、東前頭7枚目・高安(33=田子ノ浦部屋)は小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)をはたき込んで勝ち、熱海富士と1差に迫った。西前頭16枚目の剣翔(32=追手風部屋)は西前頭4枚目・宇良(31=木瀬部屋)に敗れて4敗に後退した。
 5場所ぶり再入幕で快進撃を続けていた熱海富士が痛い黒星を喫した。三役初対決だった前日に続き、この日は関脇に初挑戦。29歳の強敵相手に押し込まれながらも耐えたが、最後は引き落としに屈した。

 前日にカド番を脱出した貴景勝は琴ノ若を一方的に押し出して4連勝で3敗をキープ。1差で追う熱海富士とあす13日目に結び前で直接対決する。悲願の初優勝を目指す高安は、錦木に土俵際まで追い込まれたが逆転のはたき込みが決まって9勝目。連敗を2でストップし、優勝争いに残った。前日に自己最速タイとなる11日目での勝ち越しを決めた剣翔は、業師・宇良との土俵際での投げの打ち合いから掛け投げで悔しい黒星を喫した。

 大関・霧島は関脇・若元春に寄り切りで敗れて7勝5敗となり、カド番脱出は持ち越し。新大関の豊昇龍は平幕・豪ノ山を下して6勝6敗の五分に戻した。

 元大関の朝乃山は立ち合いから小結・翔猿の左上手をガッチリとつかんで攻め続け、寄り切りで勝利。7勝5敗で勝ち越しに王手を懸けた。玉鷲はすくい投げで千代翔馬を下し、12日目にして初白星を挙げた。

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