歴代女王が海外勢迎撃 TOTOジャパンクラシック

2023年10月27日 05:00

ゴルフ

歴代女王が海外勢迎撃 TOTOジャパンクラシック
18年覇者の畑岡奈紗 Photo By スポニチ
 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦、TOTOジャパンクラシック(賞金総額200万ドル)は11月2日から4日間、茨城県の太平洋クラブ美野里コース(6598ヤード、パー72)で行われる。米ツアー勢では18年大会覇者の畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)、21年大会覇者の古江彩佳(23=富士通)の歴代女王に注目。日本ツアーからもメルセデスランク上位の精鋭が頂点を目指す。
 日本のエース、畑岡奈紗は大会2勝目を狙う。18年大会では4打差3位から最終日に67で逆転し、19歳10カ月の日本人最年少記録で米ツアー2勝目を挙げた。参戦7年目の今季はメジャー、全米女子オープンとエビアン選手権で2度のトップ5入り。優勝こそ一歩届かなかったが、着実に実績を重ねてきた。

 そんな24歳にとって、秋は得意の季節である。国内で手にした6勝は全て9~11月。「調子が上がりやすい季節」と語っていた。背中を押すのは、季節だけではない。今年は3年ぶりに地元・茨城での開催となる。この会場で初めて行われた16年にはギャラリーとして来場し、初出場した翌17年は初日首位発進。20年には3位に入った思い出の舞台なのだ。地元の声援も背に2度目の頂点を目指す。

 21年大会を制した古江彩佳も優勝候補の筆頭格だ。米ツアー本格参戦1年目の昨年7月に米ツアー初勝利を挙げ、今季もツアーの年間ポイントレースで上位争いを繰り広げている実力者。「アメリカツアーの選手たちが日本に来るというのは凄く特別ですし、自分がその一員として出られているのもうれしい。(優勝した21年と)コースが違うけれどしっかり頑張りたい」と意気込んだ。

 2人のメジャー覇者からも目が離せない。19年全英女子オープン覇者の渋野日向子は、8月のスコットランド・オープンで第2日まで首位を走るなど爆発力は健在。今季は5戦連続の予選落ちと苦しんだ時期もあったが、母国での「しぶこスマイル」を期待したい。21年全米女子オープン覇者の笹生優花は、今会場が舞台だった20年大会で2位。「楽しみ」と開幕を心待ちにしている。今季から米ツアーに主戦場を移した勝みなみ、西村優菜も虎視眈々(たんたん)と上位をうかがう。

 昨年大会でツアー初優勝を手にしたジェマ・ドライブラ(スコットランド)は史上5人目の大会連覇に挑む。日本ツアーからも昨季年間女王の山下美夢有、ともに複数回優勝を挙げている双子姉妹の岩井明愛、千怜をはじめ、メルセデスランク上位の精鋭が出場。日米ツアーのトッププロによる熱い戦いが、今年も幕を開ける。

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