第3回スポニチポーカートーナメント 女性初の頂点「ただただうれしい」

2023年10月31日 12:00

スポーツ

第3回スポニチポーカートーナメント 女性初の頂点「ただただうれしい」
表彰式で橋本マナミからトロフィーと目録を受け取る町田穂佳さん Photo By スポニチ
 「第3回スポニチポーカートーナメント」(スポニチ主催、ボートレース江戸川、サミー、ミスティーノ無料版、パラダイスシティ協賛)の決勝最終日が9日、東京・品川区のサミー本社で行われ、東京都の町田穂佳さん(22)が熱戦を制した。昨年、ポーカーを始めたばかりの町田さんは大会初出場で初優勝。女性の優勝は3回目で初めてとなった。優勝特典として海外渡航補助100万円、韓国パラダイスシティ宿泊券(2泊・デラックスルーム)、ゼビオグループ商品券が贈られた。
 31人が参加した決勝最終日。ファイナルテーブル(FT)には昨年の覇者・森本紘太さん(35)ら9人の精鋭が顔をそろえた。ブラインドが1万/1万5000から上がっていくにつれて勝負は動き、激闘が繰り広げられる中、常に優位な状態だったのが町田さんだった。

 FT開始時点にチップリーダーで、総チップ量の29%に及ぶ129万を保持。プレーヤーが6人になった時点で79万まで減らしたが、ここから勝負強さを発揮した。残り4人となった時点で193万とし、3人に絞られた際には329万まで増やした。ケレハー翔太さん(28)とのヘッズアップ(1対1)でも大差をつけていた分、ペースを乱すことはなかった。50万だったケレハーさんが「J」「10」でオールインしたところで、「Q」「8」でコール。「マイハンドがQ。オールインが来たときにQがあったので〝これは行くしかない〟と思いました」。オープンされたカードは「8」「Q」「J」「6」「K」。「Q」と「8」の2ペアで勝負を決めた。
 
 「ただただうれしいです。喜びはお母さんに伝えたいですね。自分の負けず嫌いなところと運のいいところを生かせました」。黒のニット帽をかぶり、長いネイルでプレーした22歳は、頂点を極めて笑顔を爆発させた。

 このトーナメントは全国のポーカースポットで予選サテライトを開催し、19カ所での予選、5カ所での決勝初日を経て、決勝最終日が行われた。町田さんは決勝最終日の前日に行われたBACKDOOR六本木での決勝初日を5位で通過。この日は「ただただ突き進みました」と言う通り、序盤から積極的に勝負に出て、18万1000だったチップをどんどん増やしていった。「チップにも余裕があったので、いろんなオールインにもコールができました」。最後まで崩さなかった攻めの姿勢で、女性では初めてとなる優勝につなげた。

 普段は港区の飲食店に勤務。ポーカーを始めたのは昨年で、アプリや新橋の化猫ポーカー倶楽部、BACKDOOR銀座で腕を磨いてきたが、大きな大会に参加するのは今回が初めてだった。海外渡航補助100万円やパラダイスシティ宿泊券を獲得し「パラダイスシティに行ってみたい。海外でプレーしてみたいです」と目を輝かせた。

 ポーカーの魅力について「(海外のカジノなどで)お金を賭けるというイメージがありますが、アミューズメントとしても楽しめます」と語った。来年に向けて「ぜひとも出たいです」とディフェンディングチャンピオンとしての登場を約束した。

 女優の橋本マナミ(39)は3年連続で特別参加した。大会前には東京・BACKDOOR六本木で特訓。この日はスポニチポーカーアンバサダーでプロポーカープレーヤー・つぐ兄こと當眞嗣成さんからレイズするタイミングなどについてアドバイスを受けて挑んだ。

 ハンドが良かったこともあり、序盤から勝負に出てチップを増やし、一時はテーブルのチップリーダーとなるなど盛り上げた。参加者が減ってテーブルを移ってからは「強い人が多くて空気感に圧倒されるところがあって」と流れが一変。一昨年の20位、昨年の13位を下回る26位に終わった。「神様が味方してくれていると思ったのですが、そううまくはいかないですね。悔し~い」と唇をかみしめた。それでも「真剣勝負の中でも皆さん、やさしく話しかけてくれたので楽しめました」と3年目の大会も満喫できた様子。「始めて3年目でポーカーが分かるようになってきました。これからはプライベートでも腕を磨いていきたいですね」と向上心を口にした。

 <決勝初日開催会場>

 ボートレース江戸川(東京都江戸川区東小松川3丁目1-1)
 
ボートレース場でのポーカートーナメント開催は日本初。5階イベントホールで行われ、プレーヤーはポーカーの合間にボートレースを購入するなど、新たな試みを楽しんだ。ポーカートーナメントとボートレースのコラボについて、ボートレース江戸川の吉澤忍・事業部次長は「ポーカーの合間にボートレースというアイテムがあれば、楽しんでいただけるお客さまもいらっしゃるのではないかという発想がきっかけです。今後はこれをきっかけに、ポーカーをやりながらボートレースをやったり、ポーカーのない日にボートレースで遊んでいただければと思っています」と説明した。会場では新感覚のボートレース体験型VRアトラクション「VRスプラッシュバトル」も行い、ハンドルとスロットルレバーを操作してボートを自在に操縦できるとあって、多くのプレーヤーが体験した。

 BACKDOOR六本木(東京都港区六本木3丁目-15-24)

 東京・六本木に誕生して10年の老舗アミューズメントカジノ。ノリの良い個性的なディーラーとアットホームでワイワイ楽しく遊ぶことができる。ポーカーだけでなくルーレットやブラックジャック、バカラ、最近流行している「チャイポ(チャイニーズポーカー)」も体験することができる。ポーカーのトーナメントは毎日開催されており、ルーレット・ブラックジャック・バカラの大会は毎週開催されている。

 Poker Lounge “Thoth”(北海道札幌市中央区南4条西5丁目アイビルⅡ6F)

 「本気で遊びたい、大人たちへ。」というキャッチコピーのもと、コンセプトは4つ。①言葉を超えた対話がある、②全ての勝利には意味がある、③ポーカーの深みへ、④VIPルームでおもてなし。同店では、海外のプレーヤーと、国境を超えた戦いを通じ言葉を超えた対話を楽しむことができる。リングゲームで獲得したチップでトーナメントに参加することができるのも魅力。また、テキサスホールデムだけではなく、ショートデックやオマハ、セブンカードなどさまざまなゲームを楽しめる。VIPルームは素敵なプライベート空間で、ポーカーを楽しめる。

 PARADIA NAGOYA(愛知県名古屋市中区錦3丁目21-14 アスタービル6階)

 女性・初心者の方、大歓迎のアミューズメントカジノ。無料初心者講習も随時開催しており、ポーカー・バカラ・ブラックジャックなどで遊べる。料金はビール・サワー・ソフトドリンク込みで3600円~遊べる。タイムチャージもなく、3600円で平均2時間程遊ぶことができる。遊び方は2つ。①アミューズメントカジノのコインゲームでブラックジャック、バカラ、ポーカーなど本場さながらのカジノで遊ぶ。②毎日行われているテキサスホールデムポーカーなどのトーナメント形式のイベントに参加する。バカラでは本場さながらの「しぼり」も可能。

 カジノカフェなんばマルイ(大阪府大阪市中央区難波3-8-8なんばマルイ7階

 なんば駅直結で雨の日でも安心のアミューズメントカジノ。なんばマルイの中にあり、若い人も安心して気軽に遊ぶことができる。初心者の人にはカジノスクール出身のディーラーが、しっかりと丁寧にルールを教えてくれる初心者講習を実施。ルールを覚えポーカーに慣れてきた人は、ほぼ毎日開催されているトーナメントで実力をつけることができる。さらに、海外カジノに行きたい人には、海外でも親しみのあるディーラーとポーカーを楽しむことができるよう、カジノスクールを卒業したディーラーがいる海外カジノを紹介してくれる。

 <予選開催会場>

 コーナーポケット、新橋ハサウェイ、Aces太田、BACKDOOR UTSUNOMIYA、ガットショット湯島、カジノヴィーナス、Nuts&Star蒲田、PARADIA NAGOYA、CASINO CAFEなんばマルイ、JCS Holdem、BACKDOOR GINZA、BACKDOOR UTSUNOMIYAHIGASHI、Poker Lounge “Thoth”、 Poker&Bar DoubleBelly、BACKDOOR KICHIJOJI、double barrel 宇都宮、BACKDOOR SENDAI、化猫ポーカー倶楽部、BACKDOOR ROPPONGI(開催日順)

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