朝乃山 九州場所へぶっつけ本番を覚悟 「出るつもりです」 病院では松葉杖の使用を勧められるも…

2023年10月31日 16:28

相撲

朝乃山 九州場所へぶっつけ本番を覚悟 「出るつもりです」 病院では松葉杖の使用を勧められるも…
九州場所へ向け、福岡入り後、初の稽古でチューブトレーニングに取り組む朝乃山(右) Photo By スポニチ
 元大関で東前頭筆頭・朝乃山(29=高砂部屋)が31日、福岡市内で九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)へ向けた稽古を開始した。場所前や場所中の稽古での安全を祈願する土俵祭りに臨んだ後、チューブトレーニングや若い衆を相手に四つに組み合っての差し手争いを繰り返した。広島巡業があったた28日、ぶつかり稽古で左足ふくらはぎに肉離れを起こし、離脱。翌29日、大阪府門真市での巡業最終日を休場した。この日も左足を引きずる仕草を見せたが、「広島の時より歩けるようになった。再発する可能性はあるが、(九州場所には)出るつもりです」と出場意欲を語った。
 新型コロナウイルスのガイドライン違反のため、一昨年名古屋場所から1年間の出場停止処分を受けた。三段目から土俵復帰し、ようやく三役が目前まできた番付をもう落としたくない気持ちは強い。

 前日病院で受けた診察では「松葉杖を使いますか?」とたずねられたそうで、相撲を取れないまま初日を迎える可能性もあるという。「1カ所治ったらまたケガしている。もう若くはないし、準備体操が大事と実感した」。来年3月で30歳になる年齢を思い知る一方、「上半身の強化はできる。足に負担のかからないようにやっていきたい」と自らの体との対話力は増した。目標としてきた「年内三役」は果たせなかったが、貴重な経験を積んでいる。

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