安田祐香 夢舞台で初Vに前進 3差3位浮上 大会7人目初出場制覇へ「集中」

2023年11月25日 04:55

ゴルフ

安田祐香 夢舞台で初Vに前進 3差3位浮上 大会7人目初出場制覇へ「集中」
ラウンドを終え笑顔を見せる安田祐香(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯第3日 ( 2023年11月24日    宮崎県 宮崎CC=6497ヤード、パー72 )】 10位から出たミレニアム世代の安田祐香(22=NEC)がこの日ベストタイの69と伸ばし、通算4アンダーの3位に浮上した。強風下、40人のうち唯一のボギーなしで3バーディー。プロ4年目で初出場した大会で、念願のツアー初優勝をつかむ。森田遥(27=新英ホールディングス)が通算7アンダーで首位を維持した。
 日向灘に面した宮崎CCに、枝が大きく揺れるほどの強風が吹き付けた。スタート前、安田は「耐えるゴルフをしなきゃ」と気合を入れてティーオフ。その1番で10メートルのバーディーパットをねじ込んで波に乗る。この日ベストタイの69で上位争いに加わった。

 「スコアは伸びないなと朝から思っていた。良い流れができたと思う。ノーボギーで回れてうれしい」

 最大瞬間風速12・8メートルを観測したこの日、平均スコアは73・7250で、前日から1・05打増と難易度が上がった。その中でスコアメークの鍵となったのがグリーン上。9番で5メートルを沈めてパーをセーブすると、続く10番でも5メートルを沈めてバーディーを奪った。プレーする機会の少ない高麗グリーンに、ホールを重ねるごとに順応。この日のパット数は28だった。

 古江、西村、吉田らと同じミレニアム世代の一人。アマ時代は随一の実績を重ねた。しかし意外にも、ツアー優勝者ら40人のみによるシーズン最終戦出場は、プロ4年目にして初めてだ。1年前は一歩早くオフを迎え、今季に向けた練習を開始していた。「トッププロしか出られない試合で憧れでした」。だからこそ、22歳は「チャレンジ」を今週のテーマに掲げる。

 今季は初シードを獲得も、ここまで2位が2度とあと一歩ツアー初勝利に届いていない。第3日は同世代の古江と2人一組で回る。大会史上7人目の初出場初優勝を狙う週末へ、「目の前の一打に集中できたら」と安田。念願の1勝目が憧れの舞台だったら、最高のフィナーレになる。

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