NZ代表SOモウンガがBL東京デビュー W杯決勝は1点差負けで「ゴールキックが重要」と強調

2023年11月25日 18:15

ラグビー

NZ代表SOモウンガがBL東京デビュー W杯決勝は1点差負けで「ゴールキックが重要」と強調
<BL東京・東京ベイ>前半、ボールキャリーする味方のサポートに走るBL東京のSOモウンガ(中央) Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンで昨季5位のBL東京は25日、東京都府中市内で12月9日の開幕前最後のプレシーズンマッチとして昨季王者の東京ベイと対戦し、50―28で快勝した。今季新加入したニュージーランド代表のSOリッチー・モウンガ、フランカーのシャノン・フリゼルも、来日後実戦初出場。ともに持ち味を発揮し、シーズンへの手応えを示した。
 先発して前半40分間プレーしたモウンガは、視野の広さとプレー選択の確かさを証明した。前半28分には敵陣ゴール前のスクラムからの展開攻撃で、大外のFB松永拓朗に超ロングパス。絶妙な判断とスキルでトライをアシストした。自陣に釘付けとなった場面の防御でも、抜群の予測能力で大外のフリースペースへ全力疾走。失トライを防ぐカバーリングを見せた。

 自身のトライこそなかったものの、ボールキャリーでも随所で鋭いランを見せたモウンガは、「凄く楽しかった。凄く速くてハイテンポのラグビーで、肺にちょっと来たような感じだった」とW杯以来の実戦の感想を語った。クルセーダーズ(ニュージーランド)時代も着慣れていた赤のジャージーにも違和感なく、「東芝のジャージーを着られてうれしかった」と話した。

 前半はキッカーも務め、全3本のコンバージョンを確実に決めたモウンガ。南アフリカに11―12とわずか1点差で敗れたW杯決勝では、後半18分のチーム唯一のトライ後コンバージョンを外している。そのためか「キッカーとして確実に決めるのは大事なことで、その感覚をつかめたのは良かった。(リーグワンの)各チームの力差はそれほどないので、ゴールキックが重要になる」と自分自身に言い聞かせるように語気を強めた。

 開幕初戦では12月9日に東京・味の素スタジアムで、昨季8位の静岡を迎え撃つ。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチからも「凄く良いパフォーマンスだった。W杯以降で初の40分間だったが、チームのサインプレーやこの環境、メンバーでプレーする感覚をつかんでくれたと思う」と及第点を与えられたモウンガも、「リーグが始まればプレシーズンとは全く違うものになるので、しっかり準備していきたい」と気を引き締めながらも心待ちにした。

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