鍵山優真がNHK杯制覇!GP通算3勝目 2位の宇野昌磨とわずか1.84差ワンツー ファイナル決めた

2023年11月25日 21:21

フィギュアスケート

鍵山優真がNHK杯制覇!GP通算3勝目 2位の宇野昌磨とわずか1.84差ワンツー ファイナル決めた
<NHK杯第2日>男子フリー、演技をする鍵山優真(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートGPシリーズ第6戦NHK杯最終日 ( 2023年11月25日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )】 男子は、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が今季世界最高点を出したSPに続いてフリーでも圧巻の演技を披露し182.88点で今季最高点となる合計288.39点で優勝した。変則開催だった20年大会以来3年ぶり2度目の優勝で、GP通算3勝目を飾った。
 最終滑走の鍵山は、しなやかに、そして力強くフリーでも観客を魅了。後半のトリプルアクセルで転倒も、最後のスピンでは大歓声が沸き起こった。演技後は静かに目を閉じ一礼した。

 優勝インタビューでは「終わるまでは結果は気にしてなくて。とにかく今日は自分のやるべきことにしっかり集中してやろうと思っていた。アクセルが転んでしまったのはすごく悔しいけど、それ以外の要素は落ち着いてできた。次に向けて頑張りたい」と振り返った。

 宇野昌磨(トヨタ自動車)との熾烈な優勝争いに「メンタル的には全然大丈夫だった」としつつ「今日はとにかく自分に集中してやることができたので、宇野選手と一緒に滑ることができてうれしかった。またファイナルで一緒に滑れるのが楽しみ」と語った。

 また、フリーの演技については「見ているみなさんが今までより、表現力、スケーティング、全ての部分でレベルアップしたなと思えるような演技ができていたら凄くうれしい」と振り返った。

 そして、初のグランプリファイナル進出へ「もっともっとレベルアップして、今度こそショート、フリーでパーフェクトにいけるように。そして前大会が中止になってしまった悔しさも含めて、全てのエネルギーを使っていきたい」と意気込みを語った。

 鍵山は昨季痛めた左足首の負傷から完全復活を期している。今季は元世界女王のカロリーナ・コストナー・コーチにも指導を受け、表現力アップに注力。安定感のあるジャンプ、スケーティングに加え「鍵山優真にしかできないスケート」を見つけてきた。目線や指先の使い方まで意識することで、より深みのある演技が可能に。フリーの演技でも新たな持ち味を随所に見せた。

 世界選手権2連覇中でSP2位につけていた宇野がフリーで186.35点、合計286.55点で準優勝。鍵山、宇野の2人とも12月のGPファイナル(北京)出場権を獲得した。SP12位の壷井達也(シスメックス)はフリー151.99点、合計216.62点で9位だった。

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