熱海富士 14日目で霧島と直接対決!後輩・聖富士の幕下Vに続け「自分も負けてられない」

2023年11月25日 04:40

相撲

熱海富士 14日目で霧島と直接対決!後輩・聖富士の幕下Vに続け「自分も負けてられない」
押し出しで高安(左)を破る熱海富士(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所13日目 ( 2023年11月24日    福岡国際センター )】 2敗の大関・霧島が関脇・大栄翔を、平幕・熱海富士が高安をそれぞれ下して首位を守った。3敗の関脇・琴ノ若と平幕・一山本はともに敗れ、首位と2差に。14日目に霧島と熱海富士の直接対決が組まれたため、優勝争いはこの2人に絞られた。通常、14日目の取組は13日目の幕内取組前に決まるが、この日は全取組終了後に発表。混戦場所を盛り上げるための異例の措置が取られた。
 熱海富士が辛抱して首位を守り、先場所と同じ11勝まで星を伸ばした。浅く二本のぞかれて終始劣勢だったが、うまく回り込んで押し出し。「勝ったのでよかった」と内容についてはあまり振り返らず、愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔で喜びを表現した。

 この日、静岡・飛龍高の2年後輩でもある付け人の聖富士が幕下優勝。「今日の主役は聖富士ですよ」と報道陣にアピールするほど目をかける弟弟子の奮闘に「自分も負けてられない」と刺激をもらった。後輩からは事前に「幕下優勝したらお小遣いをアップしてほしい」とおねだりされていたという。2場所連続の三賞は確実で、優勝ともなれば“臨時収入”がさらに増えるため、それも実現しそうだ。

 出番前の花道では、9勝目を挙げた好調の兄弟子・翠富士とも握手を交わした。「みんな稽古を頑張っているので伊勢ケ浜は良い部屋ですね」。休場中の横綱・照ノ富士も含め部屋全員からパワーをもらい、チーム一丸となって史上最速優勝へ突き進む。

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