天理大、慶大破り3大会ぶり8強入り “トライ王”欠くピンチ一丸で乗り越えた!

2023年12月18日 06:00

ラグビー

天理大、慶大破り3大会ぶり8強入り “トライ王”欠くピンチ一丸で乗り越えた!
大学選手権3回戦<天理大・慶大>前半、トライを決める天理大・ナセ・ハビリ(中央)(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【第60回全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦   天理大41―12慶大 ( 2023年12月17日    ヨドコウ桜スタジアム )】 天理大は慶大を退け、優勝した2020年度以来3大会ぶりの8強入りを決めた。関西大学Aリーグで12トライを挙げ、トライ王に輝いたNo・8パトリック・ヴァカタ(3年=日本航空石川)が足首の負傷で欠場。大黒柱を欠くピンチを一丸で乗り越えた。
 「敵陣に入ってからうまく点が取れた。パトリック(ヴァカタ)をカバーできるぐらい、層は厚くなっていると思います」

 序盤から堅い守りで慶大の攻めを封じ、流れるようなパスから効果的に加点。前後半で効率よく3本ずつのトライを奪った。フランカー川越、太安の1年生コンビが両サイドを圧倒的なスピードで駆け抜け、得点に絡む活躍を見せた。ともに昨年度の花園大会で4強入りした天理高出身。太安は「まだまだ最後までは走れていない。もっとできる」と反省ばかりが口をついた。下級生からの突き上げも強さの要因だ。

 準々決勝は関東リーグ戦1位の東海大と激突する。「走りながら規律を守るうちの良さが、試合を重ねるごとに良くなってきている」と北條。3大会ぶりの1勝は通過点に過ぎない。 (北野 将市)

おすすめテーマ

2023年12月18日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム