神村学園 5年ぶり2度目V!アンカーのカロラインが1分20秒差大逆転

2023年12月24日 13:22

駅伝

神村学園 5年ぶり2度目V!アンカーのカロラインが1分20秒差大逆転
トラックで仙台育英・橘山莉乃(右)をかわし、優勝のゴールテープを切る神村学園のカリバ・カロライン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校駅伝 女子 ( 2023年12月24日    たけびしスタジアム京都発着コース(5区間21・0975キロ)  )】 衝撃の末脚だった。神村学園が1時間7分28秒で5年ぶり2度目の優勝を飾った。
 4区の小倉陽菜(2年)が8位から3位まで引き上げた。トップの仙台育英との差は1分20秒でタスキを受けたのが、ケニア人留学生で主将を務めるカリバ・カロライン(3年)。一歩ずつ差を縮めた。スタジアムに戻ってきた時も、まだかなりの差があった。

 ここで有川監督の声が聞こえた。「トラック入ったら(有川)先生の声かけが聞こえた。先生を見たらいけるか、いけないか?が分かる」と明かす。「カロ、いけるいける」の声を受けさらに加速。ぐんぐん距離を縮めて、最後の直線でわずか1秒差し切った。「5区のコースレコードと優勝をと思って走った。優勝できてうれしいです」と喜んだ。

 チームは高校駅伝で活躍し、実業団に所属していたOGのバイレ・シンシアさんが4月に病気のため死去。シンシアさんに捧ぐ優勝にもなった。

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