ラグビー天理大 東海大を力でねじ伏せ3大会ぶり4強 ストップ・ザ・帝京大へ、ヴァカタが燃える

2023年12月24日 07:15

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ラグビー天理大 東海大を力でねじ伏せ3大会ぶり4強 ストップ・ザ・帝京大へ、ヴァカタが燃える
<天理大・東海大>後半17分 天理大・北條(左)が右スミにダイビングトライ (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【全国大学選手権準々決勝   天理大34ー14東海大 ( 2023年12月23日    ヨドコウスタジアム )】 天理大は関東リーグ戦グループ6連覇の東海大を34―14でねじ伏せ、優勝した2020年度以来3大会ぶりの4強入りを決めた。
 立役者は先発復帰したNo・8パトリック・ヴァカタ(3年=日本航空石川)だ。初戦の3回戦・慶大戦は左足首の負傷で欠場したが、この日は復帰即1トライを挙げ「最初の入りも流れも良かった」と満足げに振り返った。

 序盤からディフェンスでプレッシャーをかけながら、相手のミスを誘発。前半に2トライを奪って試合を優位に進めた。圧巻は後半11分に奪ったヴァカタのトライだ。敵陣深い位置での相手反則でスクラムを選択。FWの「押せる」との主張をSH北條主将が受け入れ、8人が一体となって押し込んだ。ヴァカタが右へサイドアタックを仕掛け、相手防御2人をなぎ倒して右中間へ飛び込み「みんなのおかげ」と屈託なく笑った。

 準決勝は大会3連覇を狙う狙う帝京大が相手だ。舞台は、優勝した20年度以来となる国立競技場。3年前、当時高校3年生だったヴァカタはテレビ越しに先輩たちの勇姿を目に焼きつけたという。入学前から憧れていた大舞台で、最強の王者撃破へ。「できるだけ前に出て帝京を止められるようにしたい」。頼もしすぎる関西リーグのトライ王がチームを日本一へ導く。 (山手 あかり)

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