【高校ラグビー】苦しい時間を乗り越え結束強めた京都成章 動揺払しょくし72点猛攻

2023年12月29日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】苦しい時間を乗り越え結束強めた京都成章 動揺払しょくし72点猛攻
<京都成章・富山第一>前半、力強く前進する京都成章・高瀬(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー1回戦   京都成章72―12富山第一 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )】 前回4強で今大会ノーシードの京都成章(京都)は72―12で富山第一(富山)に快勝した。
 前回4強の京都成章が花園の舞台で再出発した。食らいついたら離れない「ピラニアタックル」が持ち味だが、初戦は防御が甘くなって富山第一に2トライ献上。それでも、12トライ72得点で圧倒した。共同主将のCTB太田陸斗は「フィジカルの差もあって前進できた」と納得した。

 卒業した元部員が7月に大麻取締法違反の疑いで逮捕され、望まない形で注目された。コーチから就任して1年目の関崎大輔監督(34)にとっては花園初勝利。「選手はよく乗り越えてくれた。自分たちをもう一回見つめ直してやっていこうと、3年生が中心に考えてくれた」とうなずいた。

 現役部員は無関係でも非難の声は嫌でも耳に入り、太田は「応援してくれる保護者の方がいる。応援してくれる人のために」と前を向き続けた。朝の練習時にミーティングを導入。多かった遅刻が減り、全員で部室の掃除を心がけ、日常のあいさつの徹底など、生活から改めた。「シード校を撃破して上位に食い込みたい」。苦しかった分、花園では少しでも長い時間を過ごしたい。

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