【高校ラグビー】初出場の高川学園 親子鷹で快勝 野村賢二監督の長男・映登「個性を出せた」

2023年12月29日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】初出場の高川学園 親子鷹で快勝 野村賢二監督の長男・映登「個性を出せた」
<飯田OIDE長姫・高川学園>後半、トライを決める高川学園・野村(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー1回戦   高川学園75―0飯田OIDE長姫 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )】 初出場の高川学園(山口)は、飯田OIDE長姫(長野)から11トライを奪い75―0で花園初勝利を挙げた。
 親子鷹で大きな一歩を刻んだ。初出場の高川学園は11トライで圧勝。野村賢二監督の長男・映登(えいと)が4トライ、10ゴール。1人で40点を量産する活躍をみせた。

 圧巻は26点リードの後半2分。「自分の個性を出せたかな」。自陣22メートルから前方に大きく蹴り出すと、50メートル5秒8というチーム一番の俊足で猛ダッシュ。自らボールをつかみ取ると、インゴールに飛び込んだ。

 小学校ではサッカーをしていたが、卒業祝いに父からラグビーのヘッドキャップをプレゼントされた。当時は高川学園中ラグビー部の監督も兼務しており、口説き文句は「オレのところで一緒にやろうや」。FWとして点を取るサッカーも楽しかったが、この一言で楕円球を追う決断に至った。もともと名前の「映登(えいと)」はラグビーのポジションであるNo・8から名付けられた。

 卒業後は関東の大学で競技を続ける予定で、親元を離れる。「だからこそ、花園は大事」と今大会にかける思いは強い。あす30日はBシードの東海大大阪仰星と対戦。持ち味の脚力で、父に花園2勝目を届ける。

おすすめテーマ

2023年12月29日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム