伯桜鵬に「覚悟が決まっているなら出ていいぞ」宮城野親方が明かした決断の舞台裏と一抹の不安

2024年01月12日 16:54

相撲

伯桜鵬に「覚悟が決まっているなら出ていいぞ」宮城野親方が明かした決断の舞台裏と一抹の不安
元横綱・白鵬の宮城野親方(左)と話す伯桜鵬(4日撮影) Photo By スポニチ
 元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬(20=宮城野部屋)が12日、大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)に出場することが決まった。左肩手術から5カ月。“令和の怪物”が3場所ぶりに帰ってくる。
 11日の夜、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)と約30分話し合って決断に至ったという。師匠は「“7番勝って(優勝して)1場所で関取に戻るという気持ちで行けよ”という叱咤(しった)激励の言葉はかけた」と明かした。

 師匠としては、愛弟子を心配する不安要素もある。「スタミナがちょっと足りてないなと。相撲を取る稽古が圧倒的に少ないから、もう1場所(休場)…という考えもあった」。伯桜鵬が実戦稽古を再開したのは今月4日。11日には、ぶつかり稽古で息が上がってなかなか押し切れない伯桜鵬に対して「今場所は甘くないんだよ。幕下に(元関脇の)若隆景とかもいるんだから」とげきを飛ばしていた。

 それでも「おまえの覚悟が決まっているなら出ていいぞ」と本人の意思を尊重。「何より医者の先生が“もう完治した”と言っているのでその言葉を信じます」と出場を後押しした。

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