スローガンは「ONE HEART」心一つに3連覇へ 帝京大ラグビー部 大学選手権決勝へ最終調整

2024年01月12日 17:19

ラグビー

スローガンは「ONE HEART」心一つに3連覇へ 帝京大ラグビー部 大学選手権決勝へ最終調整
大学選手権決勝に向けて思いを語った帝京大の江良颯主将 Photo By スポニチ
 帝京大ラグビー部は12日、3大会連続12度目の優勝を目指すあす13日の全国大学選手権決勝・明大戦(東京・国立競技場)に向けて東京都日野市の自校グラウンドで最終調整を行った。主将として学生ラストマッチに臨むフッカー江良颯(4年)は「(練習は)やり切ったと思う。最後の試合なので楽しみたい」とすがすがしい表情で語った。
 練習後には学生スタッフが制作した約7分間のモチベーションビデオを視聴した。当初は試合メンバーと4年生だけで見る予定だったが、140人を超える選手、スタッフの一体感を高めたいとの思いから、江良の主導で急きょ全員で見ることに。この1年間の思い出シーン、若手OBからエールなどが盛り込まれ、笑いあり、涙ありの映像を堪能し、江良も「涙が出そうになったが、ちょくちょく笑えるシーンがあって引いてしまった(笑い)」と話した。

 ミーティングでは「自分たちの代で優勝したい。もう一度、チャレンジしよう」と語りかけたという江良を中心とする今年度のチームスローガンは「ONE HEART(ワンハート)」。コロナが世界を覆い尽くし始めた20年4月に入学し、ラグビーはもちろん、学生生活にも多大な影響を受け続けた世代のため、同じ学年の仲間ですら関係性は希薄だった。そこで新チームが立ち上がる昨年3月、心を一つにするためのスローガンを制定。明日は全部員で大学日本一を獲りに行く。

 練習前のジャージー授与式で涙を流したという就任2年目の相馬朋和監督は、「1秒、1秒が大事な試合になる。(勝敗の)ポイントは全て」と語気を強めた。黄金期の土台をつくった09~11年度以来の3連覇へ、一切の気の緩みはなかった。

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