【リーグワン】神戸は3連勝 NZ代表サベアが巨体で相手をなぎ倒し4トライ 

2024年03月04日 06:00

ラグビー

【リーグワン】神戸は3連勝 NZ代表サベアが巨体で相手をなぎ倒し4トライ 
<神戸・トヨタ>後半、4トライ目を決めた神戸・サベア(左)とガットランド(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【ラグビー・リーグワン第8節   神戸57―22トヨタ ( 2024年3月3日    東大阪市花園ラグビー場 )】 神戸は57―22でトヨタを下し、今季初の3連勝を飾った。ニュージーランド代表フランカー、アーディ・サベア(30)が両チーム最多の4トライを挙げる活躍。シーズンの折り返しとなった一戦で勝ち点5を獲得し、6位からプレーオフ出場圏内の4位に浮上した。
 1メートル88、102キロの巨体で何度も相手をなぎ倒した。前半12分、敵陣深くでのラックからボールを持ち出したサベアが先制トライ。同20分、後半15分にもインゴールに飛び込んでハットトリックを達成すると、同38分には豪快なゲインから自身4トライ目を挙げた。まさに大車輪の働きで神戸に今季初の3連勝を呼び込んだ。

 「毎試合、ベストを尽くすことを念頭に置いている。今日はベストを尽くしすぎて途中で肺がつぶれるかと思ったけど、勝つことができて良かったよ」

 試合後、ジョーク交じりに笑みを浮かべた背番号7。昨年のW杯でともに戦ったSHスミスやSOバレットがいるトヨタに“オールブラックス対決”で圧勝した。

 ニュージーランド代表キャップ81を誇り、昨年は国際統括団体ワールドラグビーの年間最優秀選手に選ばれた。超がつくスーパースターだが、その素顔は庶民的だ。来日してから頻繁に足を運ぶのが、自宅や練習場近くにあるコンビニのローソン。中でも大好物が「からあげクン」で「そのおかげもあって、今日はこんなパフォーマンスができたよ」と笑った。

 日本になじみ、チームメートとも打ち解けているサベア。試合を重ねるごとにフィット感は増し、神戸も3連敗後の3連勝でプレーオフ出場圏の4位に浮上した。「仲間との関係を築き上げて、それが結果となったのが今日の試合だった」。昨季9位と低迷した西の名門にあって、その存在感は際立っている。 (西海 康平)

 ◇アーディ・サベア 1993年10月14日生まれ、ニュージーランド出身の30歳。これまでスーパーラグビーのハリケーンズなどで活躍し、今季から神戸に加入。ニュージーランド代表キャップ81を誇り、7人制の代表歴もある。兄ジュリアンは元オールブラックス。1メートル88、102キロ。ポジションはNo・8やフランカー。

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