カド番の大関・貴景勝、一門の連合稽古に不参加 古傷の首不安抱え大関残留に黄信号

2024年03月04日 17:24

相撲

カド番の大関・貴景勝、一門の連合稽古に不参加 古傷の首不安抱え大関残留に黄信号
貴景勝 Photo By スポニチ
 大相撲の大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が4日、大阪市東住吉区の芝田山部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古を休んだ。古傷の首の状態を考慮してのもので師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「自分で考えて調整しているし、日に日に良くなっているが大事を取って休ませた。中途半端な相撲を取ったら、失礼ですから」と説明した。
 首に不安を抱えている貴景勝は1月の初場所前の連合稽古も休んだ。横審稽古総見には参加したが、場所は2日目の熱海富士戦で首を痛めて「頸椎症性神経根症で2週間程度の安静加療を要する」の診断書を提出して4日目から休場した。場所後は2月4日の栃ノ心引退相撲から復帰。通算8度目のカド番となる春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)に向け調整を開始したが、常盤山部屋は場所に集中させたいという理由で2月29日から大阪での部屋取材に応じていない。

 師匠は3日まで4日間、幕内・隆の勝と相撲を取ったというが、大事な一門の連合稽古に参加できない状況は深刻だ。春場所で負け越しとなれば大関の地位を失う。師匠は「初日に合わせていい方向で来ると思います。間に合うでしょう」と愛弟子の奮起に期待した。

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