レスリング東京五輪金メダリスト・乙黒拓斗、右足を手術「限界を感じた」 パリ五輪は消滅

2024年03月04日 09:12

レスリング

レスリング東京五輪金メダリスト・乙黒拓斗、右足を手術「限界を感じた」 パリ五輪は消滅
乙黒拓斗 Photo By スポニチ
 レスリングの男子フリースタイル65キロ級で東京五輪王者の乙黒拓斗(自衛隊)が4日、自身のSNSを通じ、昨年1月に負傷した右足の甲を手術したと発表した。
 昨年1月、右足の甲を負傷。その後、同年6月に行われた全日本選抜選手権で世界選手権代表に王手をかけた決勝で同部位を負傷した。9月には24年パリ五輪予選を兼ねて行われた世界選手権に出場。3回戦でイスマイル・ムスカエフ(ハンガリー)にフォール負けし敗者復活戦に回った、右足の痛みから棄権した。12月に五輪出場をかけて出場した全日本選手権出場では、準決勝で清岡幸大郎(日体大)に6―6の内容差で敗れ、五輪出場の可能性が消滅していた。

 この日、「先日、手術を受けました」と右足の手術を受けたことを報告。「2023年1月に怪我をしてから騙し騙しやってきましたが、足の限界を感じこのタイミングで手術を行うという決断をしました」とし、「自分の足、良く頑張った」と自らねぎらい。「今後も、前を向いていきたいと思います!!」と前を向き、「早く歩きたい 歩けるようになったら、お誘いお願いします」と呼びかけた。

 乙黒はシニアの国際大会デビュー戦となった2018年4月のW杯で61キロ級の世界王者を撃破し、同年10月の世界選手権では19歳10カ月で優勝。74年大会を制した高田裕司の20歳6カ月を抜く日本男子歴代最年少の世界王者となった。五輪、世界選手権を通じて日本男子では初の10代金メダリストに。さらに2021年の東京五輪で、レスリング男子フリースタイル65キロ級決勝でハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)を下し、金メダルを獲得。日本男子勢としては2012年ロンドン五輪の男子フリースタイル66キロ級・米満達弘以来、2大会ぶりの金メダルとなった。

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