【柔道】田中兄弟V 兄66キロ級・龍馬、弟73キロ級・龍雅 兄弟で五輪を目標

2024年04月07日 04:45

柔道

【柔道】田中兄弟V 兄66キロ級・龍馬、弟73キロ級・龍雅 兄弟で五輪を目標
男子66キロ級を制した兄の田中龍馬(左)と同73キロ級を制した弟の龍雅 Photo By スポニチ
 【柔道全日本選抜体重別選手権第1日 ( 2024年4月6日    福岡国際センター )】 5月の世界選手権(アブダビ)選考会を兼ねて男女計7階級が行われ、男子66キロ級で田中龍馬(22=SBC湘南美容クリニック)、73キロ級で龍雅(19=筑波大)の兄弟がそろって優勝を果たした。兄弟での制覇は00年の中村行成と中村兼三以来24年ぶり。龍馬は昨年、マスターズ大会やアジア大会で優勝。五輪王者・阿部一二三を追いかける長男は、28年ロサンゼルス五輪での兄弟そろっての出場を目標に掲げた。
 階級別日本一を決める大会で、田中兄弟にとって初めての同時優勝を果たした。兄の龍馬は決勝で計14分もの熱戦を制し、弟の龍雅は終盤に2つ目の技ありを奪って合わせ技一本勝ち。ともに金メダルを手に記念撮影に応じ、龍馬は「兄弟優勝は素直にうれしい」と甘いマスクで笑顔をつくった。

 21年に初の日本一に輝いた龍馬だが、22年は不振で目標をロサンゼルスに切り替え、昨年は飛躍の一年になった。「目標の五輪優勝を果たすために勝たないといけない相手」とターゲットにするのが阿部だが、いまだ直接対決はなし。「チャンスが来た時には最高の準備をして臨みたい」と来たる時まで爪を研ぐことを誓う。

 まずは初出場が濃厚な世界選手権へ、「世界選手権でも兄弟で優勝したい」と宣言した。

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