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大の里「優勝の余韻はもう終わり」名古屋場所へ心機一転「基礎基本をじっくり」弱点克服誓う

2024年06月05日 13:03

相撲

大の里「優勝の余韻はもう終わり」名古屋場所へ心機一転「基礎基本をじっくり」弱点克服誓う
白熊(右)を相手にぶつかり稽古を行う大の里(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏場所で史上最速優勝を果たした小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が5日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けての稽古を行った。
 夏場所後1週間の休みをはさみ、4日から稽古を再開。この日は四股や鉄砲、一丁押しなどの基礎運動で汗を流し、最後は十両・白熊(25)を相手にぶつかり稽古を行った。「優勝の余韻は1週間味わったのでもう終わりました。ゆっくり休めたので次に向けて頑張るだけです」。2日に金沢市で初優勝祝賀会が開かれるなど“お祝いムード”だった1週間から心機一転、気持ちを切り替えて稽古に臨んだ。

 成績次第では大関昇進も懸かる名古屋場所へ向け、夏場所の反省を基に弱点の克服に努める。「3敗は全部、自分の弱点を突かれたので、しっかり見つめ直して修正したい。もう一度、基礎基本を忠実にやって、四股、腰割り、すり足、鉄砲をじっくりやっていきたい」。巡業がなく部屋での稽古が中心となる6月、基礎から徹底的に鍛え直すことを誓った。

 部屋付きだった中村親方(元関脇・嘉風)が独立し、幕内・友風(29)や新十両・嘉陽(24)らは3日に二所ノ関部屋から引っ越した。力士が8人減った“新生・二所ノ関部屋”で大の里は、序二段・足立(38)、十両・白熊(25)に次いで3番目の年長力士に。この日は部屋頭として後輩たちを指導する場面が多く見られた。「新たな二所ノ関部屋が始まったので、白熊関と僕が先頭になって目配り気配りして若い衆を引っ張っていくことが大事」。初土俵からわずか1年の23歳に、優勝力士としての責任感がにじんでいた。

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