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「ブラボー」な勝利!Wエース石川&藍に西田も躍動で快勝 五輪に影響する世界ランクPも最大限獲得

2024年06月05日 04:15

バレーボール

「ブラボー」な勝利!Wエース石川&藍に西田も躍動で快勝 五輪に影響する世界ランクPも最大限獲得
第3セット、得点を奪い喜ぶ高橋(中)(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【バレーボール ネーションズリーグ男子1次リーグ福岡大会第1日   日本3-0イラン ( 2024年6月4日    北九州市・西日本総合展示場 )】 福岡大会が開幕し、日本はイランに3―0で快勝した。第1週ブラジル大会を含めて4勝1敗となった。福岡大会から合流した石川祐希(28=ペルージャ)、高橋藍(22=サントリー)が先発し、西田有志(24=パナソニック)とともにチーム最多の14得点を挙げて貢献した。きょう5日はドイツと対戦する。
 帰ってきた2人のエースがともにチーム最多14得点でけん引した。ホームの大歓声を浴びた石川は「僕たちが合流して最初の試合だったので、最高の雰囲気でできて良かった」と笑顔。守備でも貢献した高橋藍は「いいレセプションができたことが勝ちにつながった。いい形でバレーができた」と胸を張った。

 2人が代表戦に出場したのは昨秋の五輪予選以来8カ月ぶりだが、セッター関田との連係も問題なし。高橋藍が第2セット終盤、立て続けに強打を決めてセット奪取に貢献。第3セットは石川がサービスエースを決めるなどギアを上げた。2人は得点のたびに「ブラボー」と声を上げチームを鼓舞。石川は「(試合の)フィーリングがなくなっていたので違和感があったが、試合に入ったら問題なかった」と話した。

 ともにイタリアのプレーオフを勝ち上がった。石川はミラノを過去最高の3位に導きシーズン後に王者ペルージャへの移籍を発表した。高橋藍は日本人として19季ぶりに決勝に進出し2位と健闘。サントリー移籍、高級ブランド「ディオール」のアンバサダー就任など注目を集めた。

 ブラジル大会を回避し、日本で調整を続け5月31日に合流した。準備期間は短いが、結果を残し、ブラン監督も「2人は世界で何本かの指に入るアウトサイドヒッター。戻ってきてチーム全体が喜んでいる。石川はサーブ、高橋藍はパスで特長を表した」と称えた。

 ストレート勝ちで五輪の組分けに影響する世界ランクのポイントも最大限に獲得。石川は「パリにつながる大事な試合だった」と収穫を強調した。 (福永 稔彦)

《西田も健在!14得点》
 ○…西田もチーム最多の14得点を記録した。第1セット中盤に立て続けに強打を叩き込んで存在感を示した。石川、高橋藍が不在のブラジル大会では山内とともに“主将代行”を務め、得点源としてもけん引した。「僕もいますんで、ぜひ見てください。もっと詰めれる部分はある。明日はより、いいチームをつくって勝ちたい」。左のエースは意地を見せた。

《甲斐が最後の1点決めた》
 ○…20歳のアウトサイドヒッター甲斐が最後の1点を決めた。第3セット、24―17からサービスエースを叩き込み「最後だったので思い切って打った」と満足げだった。ブラジル大会では3試合で先発しサーブ、スパイクでアピールした。五輪メンバー入りを見据えて「ブラジルで多く試合に出て自信をつけた。それをこれからも発揮したい。ブラン監督からはブロックを求められているので、そこでも結果を出したい」と意欲を見せた。

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