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ラケット折られた世界1位・王楚欽 苦しみながら再出発の2勝 悪夢のシングルス敗退から2冠に挑戦

2024年08月06日 18:41

卓球

ラケット折られた世界1位・王楚欽 苦しみながら再出発の2勝 悪夢のシングルス敗退から2冠に挑戦
勝利した王楚欽(ロイター)
 【パリ五輪第12日 卓球 ( 2024年8月6日    パリ南アリーナ )】 男子団体1回戦が行われ、5連覇を狙う中国はインドと対戦し、3―0のストレート勝ちで準々決勝に進んだ。
 ダブルスの第1試合は、男子シングルスで世界ランク1位の王楚欽が馬龍とペアを組んで登場。11―2、11―3、11―7と相手を退け、スタンドから歓声を浴びた。

 第2試合はシングルス金メダルの樊振東が第1ゲームを落とす苦しい立ち上がり。以降もやや競り合いながらも、3ゲーム連取で逆転した。

 第3試合は王楚欽がシングルスに臨み、世界ランク59位のマナブビカシュ・タカルと対戦。競り合いとなった第1ゲームを11―9と先取すると、第2ゲームは11―6で制する。第3ゲームは相手に粘られたが、中盤以降に逆転して11―9でストレート勝ちを収めた。
 王楚欽は孫穎莎と組んだ混合ダブルス決勝で北朝鮮ペアを下して金メダルを獲得した。だが、競技後の記念撮影でカメラマンが殺到した際に自身のラケットが折られていた。

 翌日の7月31日に迎えたシングルス2回戦では、モーレゴード(スウェーデン)に苦戦。優勝候補の本命と目されていたが、2―4とまさかの敗北を喫した。

 試合後、ラケットの影響を問われた王楚欽は「ラケットの影響で負けたわけではない。彼が強かったからだ」と潔く負けを認めた。この団体は中国の5連覇と自身の2冠を懸けて戦っている。

 順当に勝ち上がれば、日本とは決勝で対戦する可能性がある。

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