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田中希実 予選後に号泣、救済知ってまた号泣「凄く頑張ったからこういった運が巡ってきた」

2024年08月06日 18:03

陸上

田中希実 予選後に号泣、救済知ってまた号泣「凄く頑張ったからこういった運が巡ってきた」
予選1組で果敢に先頭を駆ける田中(ロイター)
 【パリ五輪第12日 陸上 ( 2024年8月6日    フランス競技場 )】 女子1500メートルの日本記録保持者で21年東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)は、1組で走り、4分4秒28の11位となり、準決勝進出ラインとなる6着以内を確保できなかった。果敢に先行したが、残り200メートルで接触があり、救済措置で準決勝に進出した。
 勝負どころで後ろから押されるような形となって失速。レース直後のインタビューでは「ラスト、いい位置を取れなくて押し負けてしまったことが敗因」と大粒の涙を浮かべた。取材エリアで予選突破を知ると、また涙を流した。

 田中は「敗者復活って思ってたので、自分の中で凄く頑張ったからこういった運が巡ってきたんじゃないかな」と話しながら号泣。「予選落ちしたとしても日本記録って思ってたので、そこができなかったことをやれって言われたんじゃないかなと今感じた」とし、再起を誓った。

 最後は涙をぬぐい、「またスタートラインに立つことができたので。今日以上に自分のためにっていう部分もしっかり持ち直して、ほんとにたくさんの人と一緒に楽しみ尽くすレースがしたいと思います」と言葉に力を込めた。

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