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平井伯昌コーチ 競泳ニッポン不振の原因は「リーダーシップの欠如。HCのないチームは聞いたことがない」

2024年08月06日 20:57

競泳

平井伯昌コーチ 競泳ニッポン不振の原因は「リーダーシップの欠如。HCのないチームは聞いたことがない」
帰国後に取材に応じた平井コーチ Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場した競泳日本代表が6日、パリから羽田空港着の飛行機で帰国した。男子400メートル個人メドレーで初出場で銀メダルを獲得した松下知之(18=東洋大)を育てた平井伯昌コーチ(61=東洋大)が今後の競泳界について言及した。
 平泳ぎで2大会連続2冠を達成した北島康介、21年東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依ら数々の世界的スイマーを育てた名伯楽だからこそ、思うところがある。

 今大会の日本勢のメダルは男子400メートル個人メドレーで松下が獲得した銀1個のみに終わった。総数で金2、銀1を手にした21年東京大会から2個減らし、00年代では最少という結果だった。

 この結果を受けて、帰国後に囲み取材に応じた平井コーチは組織の大改革が必要だとし、特に「組織力」をつくり直す必要性について熱弁した。「今回は東京が1年延期したりスケジュールが難しかったと思うが、もうパリが終わったので。(今後に向けて)4年とか8年で考えるとターゲットとなる選手や目標がまた変わってくると思うので。その辺を現場のコーチとしっかり話していかないといけないのかなと思います」と語った。
 
 そして成績が振るわなかった大きな要因として「僕はリーダーシップの欠如じゃないかなと思う。ヘッドコーチ(HC)をブダペストの時(2022年の世界選手権)から置かなかったので。HCのないチームというのは聞いたことがないので。なんでそんなことするのかなって。批判ではなく感じたこと」と分析した。

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