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平井伯昌コーチ ベテラン選手の姿を称賛「10年ぐらい前のメダルを獲る女子の選手はみんなこうだった」

2024年08月06日 21:14

競泳

平井伯昌コーチ ベテラン選手の姿を称賛「10年ぐらい前のメダルを獲る女子の選手はみんなこうだった」
帰国後に取材に応じた平井コーチ Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場した競泳日本代表が6日、パリから羽田空港着の飛行機で帰国した。男子400メートル個人メドレーで初出場で銀メダルを獲得した松下知之(18=東洋大)を育てた平井伯昌コーチ(61=東洋大)が帰国後に囲み取材に応えた。
 平泳ぎで2大会連続2冠を達成した北島康介、21年東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依ら数々の世界的スイマーを育てた名伯楽だからこそ、今の代表選手たちが物足りなく見えた。

 今大会は日本全体としては厳しい戦いとなった。その一方で12年ロンドン五輪銀メダリストの鈴木聡美(33=ミキハウス)のように、自分の中で満足いく泳ぎができたという選手もいた。

 鈴木は女子200メートル平泳ぎで4位に入り、18年パンパシフィック選手権以来6年ぶりに2分22秒台をマーク。日本競泳史上最年長の33歳で出場した3度目の五輪で衰え知らずの泳ぎを見せ、現役続行も宣言した。また女子400メートルメドレーリレー決勝では第2泳者としてチームを引っ張り、5位入賞に貢献した。

 平井コーチは「鈴木選手が最後の最後まで頑張ってくれて、見ていて感じるところがあった」と切り出すと「10年ぐらい前のメダルを獲るような女子の選手はみんなこうだったなと。以前はこのレベルに近い感じでみんな頑張ってたんじゃないかと。鈴木選手に目を覚まさせられたという感じはある」と、鈴木の姿に大きな刺激を受けたことを明かした。

 今大会の日本勢のメダルは男子400メートル個人メドレーで松下が獲得した銀1個のみに終わった。総数で金2、銀1を手にした21年東京大会から2個減らし、00年代では最少という結果だった。

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