×

平井伯昌コーチ「20年前に戻ってしまった」 競泳ニッポンの改革案にも言及「以前の体制に戻して…」

2024年08月06日 21:36

競泳

平井伯昌コーチ「20年前に戻ってしまった」 競泳ニッポンの改革案にも言及「以前の体制に戻して…」
帰国後に取材に応じた平井コーチ Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場した競泳日本代表が6日、パリから羽田空港着の飛行機で帰国した。男子400メートル個人メドレーで初出場で銀メダルを獲得した松下知之(18=東洋大)を育てた平井伯昌コーチ(61=東洋大)が今後の競泳界について言及した。
 今大会の日本勢のメダルは男子400メートル個人メドレーで松下が獲得した銀1個のみに終わった。総数で金2、銀1を手にした21年東京大会から2個減らし、00年代では最少という結果だった。

 平泳ぎで2大会連続2冠を達成した北島康介、21年東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依ら数々の世界的スイマーを育てた名伯楽は、この結果を受けて、組織の大改革が必要だとし、特に「組織力」をつくり直す必要性について熱弁した。

 組織改革の案としては「水連の方とミーティングのときに問題点は話をさせていただいた」としながら「例えばイギリスだったり何カ国かは、日本の成績が上がってきた時に、合宿のやり方だったり、強化サポート方法だったり、派遣標準記録の決め方など、日本のまねをして強くなった国もある」と分析。

 続けて「今回いろいろことを比べると、(日本の)サポート体制が20年前に戻ってしまった感じがする。それを作り上げてきたのが私や上野競泳委員長だったりしますので。もう一度、いろいろご批判あるかもしれないが、そういう作り上げてきた方々に再登板していただいて、中期的に以前の体制に戻して、長期的には若い補佐をつけていろいろと継承していけたらいいんじゃないかなと思っている」と明かした。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年08月06日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム