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斉藤立 帰国会見で“宣言”柔道界の柱へ「4年後は自分が引っ張っていきたい」父の偉大さ実感「尊敬」

2024年08月06日 19:01

柔道

斉藤立 帰国会見で“宣言”柔道界の柱へ「4年後は自分が引っ張っていきたい」父の偉大さ実感「尊敬」
<柔道帰国>パリ五輪から帰国した斉藤(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、パリから羽田空港着の航空機で帰国し、都内のホテルで会見を行った。柔道100キロ超級3位決定戦で敗れたものの、混合団体で銀メダル獲得に貢献した斉藤立(22=JESグループ)は「自分自身は力不足だったと、今後に悔しさをぶつけていきたい。団体戦もふがいなかったので、4年後は自分が引っ張っていきたいと思います」と振り返った。
 会見で父・斎藤仁さんに近づけたのか聞かれたと斉藤立は「正直近づけたとは思ってなかったし、(仁は)この重圧を乗り切って勝ちきって、ソウルでも勝った。尊敬する」と、改めて父の偉大さを実感したことを語った。

 斉藤は史上初の父子金メダルを目指して降り立った初五輪は、無念のメダルなしに終わった。3位決定戦でアリシェル・ユスポフ(25=ウズベキスタン)と対戦し、開始1分すぎに技ありを奪われると、その直後に腕ひしぎ十字固めを決められ苦悶の表情でタップした。

 混合団体では銀メダル獲得に貢献。しかし決勝のフランス戦では100キロ超級で金メダルを獲得したフランスの英雄、テディ・リネール(35)と対戦し、ゴールデンスコアまでもつれ込んだが、一本を取られて敗れた。さらに代表戦でも再戦となったが、再び厚い壁に跳ね返されるなど悔しい結果となった。激闘後、「本当に本当に悔いが残る試合です」と涙ながらに振り返った。

 パリ五輪の柔道競技は7月27日に始まり、8月3日までの8日間行われた。個人戦では、女子48キロ級の角田夏実、男子66キロ級の阿部一二三、男子81キロ級の永瀬貴規が金メダル。男子90キロ級の村尾三四郎が銀メダル。男子60キロ級の永山竜樹、男子73キロ級の橋本壮市、女子57キロ級の舟久保遥香が銅メダルをそれぞれ獲得した。

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