由規、課題残した…15秒ルール意識し過ぎ 

2009年02月16日 07:17

野球

由規、課題残した…15秒ルール意識し過ぎ 
<練習試合 ヤ・神>1回 1死 満塁 メンチが手を滑らせ飛ばしたバットを拾い手渡すヤクルト・由規
 【練習試合 ヤクルト5-1阪神】ヤクルトの2年目右腕・由規(19)が15日、今季初の対外試合となる阪神との練習試合に先発。MAX150キロをマークし2回を無失点に抑えたものの、初回に2四球などで無死満塁のピンチを招くなど課題を残した。「マウンドに立ってから慌ててしまったり、投球に集中できませんでした。15秒ルールを意識し過ぎました」
 各チームで波紋を呼んでいる15秒ルールだが、この試合は審判団から同ルールを一部改正して行われることが両チームに伝えられていた。アグリーメント(申し合わせ事項)には投手が球を捕ってから「投球動作に入るまで」と記されているが、この日は「球種が決まるまで」で行われた。サイン交換の完了後から投球動作に入るまでのほんの数秒ではあるが、投手からすれば若干時間に余裕が生まれる形となった。しかしそれでも「自分で今、何秒かかっているか分からないので…」と戸惑いを隠せなかった。
 初回は打者6人中4人にまでが3ボール。結局、32球を要するなど制球に苦しんだ。それでも無死満塁のピンチで4番の林威助を遊飛に仕留めるなど得点を許さなかったのが唯一の収穫。「今度からブルペンで時間を計ってもらいます」と反省ばかりが口をついたが、高田監督は「最初だから緊張したんでしょう。去年は期待だったけど今年は計算している。当然ローテーションに入ってくる」とまったく心配してない様子だった。

おすすめテーマ

2009年02月16日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム